【乗車レポ】船橋〜千葉間開業100周年、思いを馳せる小旅行 「国鉄千葉駅前」再現アナウンスも

2021.07.19

3000形3021編成に掲出された船橋~千葉間の開業100周年を記念するヘッドマーク

2021年7月17日、「スカイライナー&ヘッドマーク車両で行く!船橋〜千葉開業100周年の旅」が開催されました。

在来線では国内最速となる「スカイライナー」を運行し、成田空港へのアクセスを担う鉄道事業者として知られる京成電鉄ですが、創業は1世紀以上も前のこと。成田空港乗り入れに至るまでに積み上げてきた歴史も長く、たとえば現在の京成船橋〜千葉中央間にあたる船橋〜千葉間が開業したのは、ちょうど100年前にあたる1921年7月17日です。今回の記念ツアーはこれを記念し、京成トラベルサービス主催・京成電鉄後援で実施されたものです。

ツアー自体は京成上野駅からスカイライナーで千葉中央駅へ向かい、京成ホテルミラマーレで講演会と昼食、その後は記念ヘッドマークを掲出した3000形車両で京成船橋駅まで戻るというシンプルなものでした。しかしながら、スカイライナーAE形が京成千葉線を走行したり、3000形の車内でかつて運行していた種別「快速」にあわせた自動放送を再現するなど、短い旅路に見所がぎゅっと濃縮されており、鉄道ファン・京成ファン向けに練り上げられたものとなっていました。当日の様子を写真を中心に見ていきましょう。

スカイライナーAE7編成で京成千葉駅へ

京成上野駅1番線にAE7編成が入線

「船橋〜千葉開業100周年の旅」は京成上野駅から始まります。駅構内で参加受付を済ませ、ホームへ向かうと、8時53分ごろにスカイライナーAE7編成が京成上野駅1番線へ入線しました。記念写真を参加したツアー参加者は思い思いのタイミングで乗車し、臨時列車は9時7分に京成上野駅を出発しました。

発車標には「団体専用」の表示

往路では要所要所でツアー参加者向けのアナウンスが流れました。たとえば9時25分ごろに京成小岩駅を通過すると、続く江戸川駅の案内、橋梁を渡って千葉県へ入ること、そして千葉県最初の駅である国府台駅に設置されたおもてなし看板の紹介、と流れるように見どころを案内していきます。9時37分ごろに船橋競馬場駅を通過した際は、次のようなアナウンスが流れました。

「皆さんがご乗車のスカイライナーAE形は普段京成千葉線に入ることはありません。レアな映像を車窓と前面展望からお楽しみください」

スカイライナー車両内に設置されたモニターに「京成千葉線」の前面展望映像が映し出される

スカイライナーAE形が京成千葉線に乗り入れるのは今回が初めてではありませんが、なかなかお目にかかるものではなく、沿線の住民の方も「珍しいものを見た」と感じられたかもしれません。京成千葉線は総武本線と並走する区間も長く、車窓にはJR東日本のE217系やB.B.BASEなども登場しました。

9時41分ごろ、車窓から見えたE217系

次ページ極めて濃い千葉線の歴史が語られる


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