【乗車レポ】船橋〜千葉間開業100周年、思いを馳せる小旅行 「国鉄千葉駅前」再現アナウンスも
「国鉄千葉駅前」再現アナウンスも

12時23分ごろ、千葉中央駅に記念ヘッドマークを掲出した3000形3021編成がやってきました。ツアーの締めにこの車両に乗り、京成千葉線・京成本線経由で京成船橋駅へと向かいます。
3000形の車内では、1968年~1974年に運行されていた種別「快速」の車内アナウンスを復元したものが放送されました。停車駅についても「国鉄千葉駅前、国鉄千葉駅前でございます。次の停車駅はみどり台です」など、現在は使用されていない駅名での案内となりました。
車両そのものは通常使用する営業車であるため、内装等には一切手を加えていないそうですが、レトロなメロディーとともにアナウンスが流れる度にどこか懐かしい気分に浸れます。また京成電鉄のCMソング「ぐんぐん京成」も流れるなど、往年の京成ファンにはたまらない「はからい」だったのではと推察します。
記念ヘッドマーク車両は12時50分ごろに京成船橋駅へ到着。改札外でノベルティの配布も行われ、順次解散となりました。4時間ほどのツアーでしたが、その旅路は驚くほど「濃い」もので、繰り返しになりますが、ファンが喜ぶ要素がしっかり詰め込まれていたように思います。

今回のツアーの他にも、京成電鉄は船橋~千葉間開業100周年記念事業の一環として、記念乗車券や特定の駅での横断幕の掲出、記念グッズ販売や駅巡りスタンプラリーなどを実施します。また京成電鉄稲毛駅では、独自の取り組みとして写真展が行われています。

文/写真:一橋正浩