やはり「実物」は引きが強い?

「東武鉄道運転シミュレータールーム」が発表されたのは2021年9月15日。新聞や鉄道系メディアなどで報じられてからおよそ1週間ほど経ちました。その間の反響についてお伺いしたところ、好意的な反応が多く、1日数件ほど電話で問い合わせをいただいているそうです。やはり「実際に運転士さんが訓練で使っていた」ものに触れるというのは引きが強いのかもしれません。

細かいこだわりポイントとしては、シミュレータールーム用の椅子も訓練用の実物。座り心地の良いゲーミングチェアなどを導入することも検討されたそうですが、「実際に使われたものの方がファンの方に喜んでいただけるのではないか」ということでこちらに。

椅子にもこだわり

また正面のモニターに映し出される景色は、かつての東上線沿線をCGで再現したもので、沿線にお住まいの方や通勤でお使いの方には見知った景色かもしれません(もっとも、東上線は池袋と埼玉を結ぶ路線であり、浅草を起点とする路線は伊勢崎線なのですが)。

予約は10月1日から、最初のひと月はデイユースプランで

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浅草東武ホテル開業1周年記念で誕生した「東武鉄道運転シミュレータールーム」、利用は1周年当日の10月8日からで、11月4日まではチェックイン13時/チェックアウト17時の「デイユースプラン」のみでの提供となります。

第1期(10月8日~10月14日)の予約は10月1日12時から。11月から始まる宿泊プランの詳細は、同ホテルのホームページへ掲載予定です。

浅草東武ホテルをご利用の際はロビーの床にもご注目。マクラギを模したデザインになっています。写真左の壁際に並ぶデジタルサイネージには春夏秋冬の沿線観光地が映し出されており、浅草から東武沿線へ誘う観光拠点としての役割も果たします

記事:一橋正浩