渋谷駅まで電車で30分以内という駅は、意外といろいろあるなか、「なにがなんでも渋谷」「渋谷が世界の中心」という渋谷大好きな人に注目のランキングが発表された。

ニュースサイト「SUUMOジャーナル」(スーモジャーナル/リクルート)は、日本屈指の繁華街で、商業施設や駅構内の大規模な再開発が進行中の渋谷駅までアクセスしやすい街にある賃貸物件の価格相場を調査。

シングル向け賃貸物件(10平米以上~40平米未満、ワンルーム・1K・1DK)を対象に、渋谷駅から電車で30分以内の家賃相場が安い駅ランキングを公開した。

渋谷駅まで電車で30分以内、家賃相場が安い駅トップは?

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ランキングのトップは、小田急線の沿線駅の生田駅だった。

快速急行や通勤急行は停車しないものの、準急や通勤準急は利用できる駅。

生田駅は明治大学の生田キャンパスや聖マリアンナ医科大学の最寄駅で、専修大学生田キャンパスなども近く、単身者には心強い手軽な飲食店やドラッグストアなどが充実している。

そんな学生街の一方で、アットホームな雰囲気の店が並ぶ商店街や野菜の直売所などもあり、閑静な住宅街としての顔も持つ。

少し歩けば、生田配水池を整備した緑豊かな散策路や、晴れた日には東京スカイツリーまで望める絶景の展望広場などもあるため、近年は小さな子どものいるファミリー層の住民も増えている。

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今回のランキングでは同率3位が6駅あるなか、向ヶ丘遊園駅以外の5駅は、2020年実施の前回調査の選外からランクイン。

妙蓮寺駅は、人気の高い東急東横線の沿線駅。時間短縮を優先するなら特急が停車する隣駅の菊名駅で乗り換える必要があるが、急がなければ渋谷まで乗り換えなしで利用できる。

また、横浜駅へも約6分で行くことができるほか、菊名駅からは新幹線の新横浜駅へもアクセスがいいので、出張が多いビジネスパーソンなどには魅力的といえそう。

同率3位のなかで注目の駅は、JR埼京線と武蔵野線の駅である武蔵浦和駅。渋谷駅へは埼京線の通勤快速で30分とぎりぎりで、乗り換えの必要がないのが魅力。

渋谷駅では他路線と埼京線とのホームの遠さが課題となっていましたが、2020年6月に同線の新しいホームの供用がスタートし、山手線と並ぶことになって、同駅利用時の埼京線の利便性は一気に向上した。

近年は駅前を中心にタワーマンション建築も進んでおり、それにともなって駅直結の商業施設も充実してきている。付近には家電量販店や大きな100円均一店、輸入食品店などもあり、生活に必要なものには不自由しない環境という。

またいっぽうで、駅周辺には緑も多く、すぐそばを流れる一級河川の笹目川の沿岸は桜並木や歩道も整備され、散歩も楽しめる。

さらに駅から少し行くと、プロ野球球団・千葉ロッテマリーンズの二軍本拠地であるロッテ浦和球場や、同球団の親会社であるロッテの浦和工場があり、子どもだけでなく大人にも人気の工場見学もあり、野球観戦とあわせて、趣味も満喫できそう。

画像:鉄道チャンネル(きょう2021年10月7日の渋谷駅/小田急8000形) リクルート(ランキング)
記事:鉄道チャンネル(https://tetsudo-ch.com/