フィリピン首都マニラ中心部ツツバンと38km北の街 マロロスを結ぶ、フィリピン南北通勤鉄道に、総合車両製作所(J-TREC)製 sustina 車両が走り出す。

総合車両製作所(J-TREC)は、住友商事と共同で、フィリピン共和国運輸省(DOTr)から、南北通勤鉄道事業フェーズ1(マニラ市ツツバン~ブラカン州マロロス)むけ車両納入パッケージ CP03(南北通勤鉄道向け鉄道車両納入プロジェクト)を受注。

10月18日には、J-TREC が製造した sustina ブランドの鉄道車両8両編成1本の出荷を始めた。

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sustina(サスティナ)は、J-TREC が設計・製造する次世代ステンレス車両ブランド。

ステンレス車両製造のパイオニアとして同社が長年培ってきた技術・ノウハウを結集した次世代ステンレス車両ブランドで、国内のJR各社・私鉄のほか、海外へも積極的に展開し納入実績を重ねている。

同社は南北通勤鉄道 マニラ市ツツバン~ブラカン州マロロス約38kmを走る鉄道車両8両編成13本(104両)を設計・製造し、フィリピン共和国運輸省に納入するほか、試験・製品保証(Warranty 対応)、予備品・特殊工具納品、運転シミュレーター納入、従業員トレーニングなども実施していく。

同プロジェクトは、国際協力機構(JICA)とフィリピンとの有償資金協力にもとづき計画された、日本国政府開発援助事業。

マニラ首都圏の交通ネットワーク強化を実現し、交通渋滞の緩和をめざしていく。全体工期は42か月の見込み。

画像:総合車両製作所(J-TREC)
記事:鉄道チャンネル(https://tetsudo-ch.com/