郵便局内に無人コンビニ JR東日本グループのスタートアップ企業が無人決済で市中進出

2021.11.04

川越西郵便局にオープンした無人コンビニ

JR東日本グループが出資する、ICT(情報通信技術)分野のスタートアップ企業のTOUCH TO GO(タッチ・トゥ・ゴー=TTG)が開発した、無人決済システムを日本郵便グループが採用し、郵便局内初めての無人コンビニエンスストアが2021年10月29日、埼玉県川越市の「川越西郵便局/S店」にオープンした。

川越西局のコンビニはファミリーマートブランドで、郵便局内にファミマが出店するのは初めて。約15平方メートルの空きスペースに商品棚を設置。食品や弁当類、パン、飲料、日用品など約350~500アイテムを取り扱う。

店舗は、天井のカメラや棚の重量センサーで来店客が手に取った商品を確認。決済方法は現金のほか、Suicaなどの交通系ICカード、クレジットカードが使える。

一般の無人決済はスマホアプリを使う事例が多いが、郵便局コンビニはアプリ不要で、スマホに不慣れな高齢者などのハードルを下げたのが、最大のセールスポイント。JR東日本にとっては、Suicaが鉄道以外に広がるメリットを期待できる。

営業時間は平日が9~21時(土日曜日と祝日は18時まで)。川越西郵便局はJRと東武鉄道川越駅の北西約1.5キロ。日本郵便は今後のコンビニ展開について、「併設店を増やし、高齢で遠出が難しい〝買い物弱者〟の解消につなげたい」と意欲を示す。

TTGは、新興企業育成を受け持つJR東日本スタートアップが出資して、2019年に設立。「TTGーSENSE MICRO(ティーティージー・センス・マイクロ)」と名付けた無人決済システムを開発し、JR目白駅や西武鉄道中井駅のほか、2021年10月には千葉市のガソリンスタンドに無人コンビニを開店している。

画像:TOUCH TO GO
記事:上里夏生


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