沼津駅 JR貨物ターミナル移設 造成工事開始、JR東海車両基地も西へ移設
東海道線 沼津駅は、その西1km半付近にJR貨物 沼津駅(コンテナターミナル)、東1km付近にJR東海 沼津運輸区(車両基地)がある。
この沼津駅の東西にあるJR貨物ターミナル・JR東海車両基地が、沼津駅周辺総合整備事業(高架化)にあわせ、西側へ距離をおいて移転する。
鉄道高架事業の第一段階となる新貨物ターミナル整備は、ことし2月に用地取得が完了し、2022年1月から用地の基盤を整えるための造成、付帯する調整池築造工事に着手する。
JR貨物の新貨物ターミナルができる場所は、沼津駅から9kmほど西、原~東田子の浦の間にできる。
Googleマップで「ヤマコー・テクノ流通 沼津営業所」で検索すると、その用地がみえてくる。画像・動画は静岡県や沼津市が公開している。
移転先の新貨物ターミナルは、着発線荷役方式(E&S方式:Effective & Speedy Container Handling System)にし、コンテナを本線上の列車から積卸しする荷役スタイルに変える。
E&S方式は、列車の着発線上に荷役ホームを設置し、列車が駅に到着してすぐにコンテナの積み卸し作業ができるというメリットをもつ。
新車両基地は調整池や緑地、道路・水路も
いっぽう、JR東海の新車両基地は、沼津駅から2kmほど西、沼津~片浜の間、東海道線の山側にできる。
Googleマップで「ファミリーマート 沼津西間門」で検索すると、その用地がみえてくる。
新しい車両基地には、留置線、通路線、洗浄線などの線路のほか、総合建物、仕業点検庫、モーターカー庫などの建物、洗浄、給油などの設備をもつ鉄道施設、周辺環境保全のための調整池や緑地、同基地周辺の道路、水路などを整備する。
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