平日朝の「しおさい」編成両数変更、土休日朝は西船橋始発の海浜幕張行き増発など 2026年3月ダイヤ改正

JRグループは2026年3月14日(土)にダイヤ改正を実施。千葉エリアでは、平日朝の特急「しおさい」の編成変更による着席サービスの向上や、土休日の朝時間帯における武蔵野線・京葉線の混雑緩和、総武線各駅停車の直通運転の見直しなどが予定されています。
朝の「しおさい」に異変アリ!?E259系とE257系が入れ替わる
今回のダイヤ改正では、佐倉駅始発の特急「しおさい4号」と「しおさい6号」の編成両数が変更されます。
佐倉6時52分発の「しおさい4号」は、これまでのE257系5両(定員306名)から、E259系6両(定員290名)に変更となります。E259系6両の定員290名にはグリーン車28名分が含まれているため、普通車の座席数は実質的に減ることになります。
一方で、7時4分佐倉発の「しおさい6号」は、E259系6両(定員290名)から、E257系5両(定員306名)へ変更されます。こちらは車両数は減りますが、定員自体は増える形です。自身の利用する列車がどちらの車両になるのか、3月以降は事前のチェックが欠かせません。

土休日の朝時間帯は混雑緩和
土休日の朝時間帯は、武蔵野線から東京駅方面への直通電車を増発するほか、西船橋駅から海浜幕張駅方面への始発電車を増発。また武蔵野線からの直通電車の行先変更を行い、混雑緩和や利便性の向上を図ります。
西船橋駅の時刻表(7時~9時台)を見ると、例えば7時台では、改正前の「南船橋行き」が減り、「新習志野行き」は消滅。「東京行き」「海浜幕張行き」がずらりと並ぶ形になっています。乗り換えなしで目的地まで行けるチャンスが増えることで、朝の移動が少し快適になりそうです。

西船橋~津田沼の「東西線直通」は本数見直し
見逃せないのが、総武線各駅停車に関する変更です。西船橋駅から津田沼駅間での、東京メトロ東西線直通電車の運転本数が見直されます。詳細な本数はまだ発表されておらず、「ご利用状況にあわせた見直し」を行うとのことです。
「2026年3月ダイヤ改正」概要
改正日:2026年3月14日(土)
【主な変更点(千葉エリア)】
・平日朝:特急「しおさい4号・6号」の編成両数・車種の入れ替え
・土休日朝:武蔵野線・京葉線の東京駅・海浜幕張駅方面への直通増発、行先変更
・その他:総武線各駅停車(西船橋~津田沼間)の東西線直通本数の見直し
※最終的な運転時刻は、2026年2月25日発売予定の「JR時刻表3月号」でご確認ください。
日々の通勤や週末のお出かけに直結する今回の改正、新しい時刻表が出たら普段乗る列車の行先や車両を一度確認してみてはいかがでしょうか。
(画像:JR東日本千葉支社、TOP写真:PIXTA)
鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)
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