(画像:JR北海道)

2022年春のダイヤ改正にともない、明日3月12日、新たに2つの鉄道駅が開業する。

JR北海道「ロイズタウン駅」

JR札沼線(学園都市線)あいの里公園駅~石狩太美駅(12日「太美駅」に改称)間に「ロイズタウン駅」が開業する。JR北海道の在来線新駅開業は、2002年の函館本線・流山温泉駅以来、約20年ぶり。

当別町および製菓メーカー・ロイズコンフェクトから要望を受け、請願駅として設置するもの。1面1線の無人駅で、6両対応の乗降場、待合、スロープを備える。

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新駅付近のロイズふと美工場では、拡張工事により工場見学などの集客機能の強化を図る。当別町は同工場や沿線市街地、温泉、道の駅などに囲まれたエリアを新しいまちの顔となる周遊空間として一体的に整備し、地域の活性化を目指す。

開業当日の3月12日にはラベンダー編成を使用した周遊ツアーや開業記念オンラインツアー(いずれも受付終了)が行われるほか、石狩当別駅(12日「当別駅」に改称)では開業記念入場券の発売も行われる。なお、新駅から徒歩約4分のロイズふと美工場直売店では、「ロイズタウン駅」オリジナルグッズなども販売中。

あいの風とやま鉄道「新富山口駅」

「新富山口駅」東口駅舎(写真:あいの風とやま鉄道)
「新富山口駅」西口駅舎(写真:あいの風とやま鉄道)

あいの風とやま鉄道の富山駅~東富山駅間に「新富山口駅」が開業する。富山駅からは約4キロ、東富山駅からは約2.6キロの場所に位置する。

相対式ホーム2面2線、ホーム長は4両対応の85メートル。総事業費約15.4億円(詳細設計含む)で、約2,500人/日の乗降客数を見込む。

駅名については「富山駅からほど近く、新駅周辺で新しいまちづくりが展開されることから、富山市中心市街地への新しい玄関口(ゲートウェイ)として、新駅とその周辺が益々発展することへの期待を込めています」とする。

開業にあわせてグッズも展開。HPからの通信販売では12日から、あいの風とやま鉄道 本社では14日から、「新富山口駅駅名標キーホルダー」の発売を開始する。