鉄道業界の情報発信のあり方を考える 2022年の地域鉄道フォーラムは「書き鉄」がテーマ【コラム】

2022.06.25

会場の東武博物館はスカイツリーライン東向島駅の高架下。館外には1720系「デラックスロマンスカー」、日光軌道線200形(路面電車)、館内には東武初の電車・デハ1形などが展示されます

今回のテーマは『書き鉄』――交通環境整備ネットワークは2022年6月11日、東京都墨田区の東武博物館で「地域鉄道フォーラム2022・鉄道を書く」を開催しました。鉄道ファンが情報を知る手段は、本サイトのようなインターネットのほか、新聞やテレビ・ラジオ、鉄道雑誌・書籍、鉄道会社のプレスリリース、YouTube、SNSとあれこれありますが当然、書き手(発信者)と読者(受信者)がいて、はじめて情報伝達が成り立ちます。

かつての書き手は、発表メディアを持つ限られた人だけでしたが、SNSが普及した昨今、ブログ、Facebookと〝誰もが発信者〟の時代を迎えています。送り手サイドから鉄道の魅力を解き明かした今回のフォーラム、「書き手は何を考えて書いているのか」、そんな視点でご覧いただければ、発信者の一人としてこれほどうれしいことはありません。

「鉄道の書き方、書かれ方」

主催者の交通環境整備ネットワークは、一般の人たちが鉄道に親しむ活動に力を入れます。フォーラムは、国土交通省鉄道局が後援しました。本コラムは、「鉄道の書き方、書かれ方」と題したトークセッションを中心に報告します。

セッションのパネリストはフォトライターの矢野直美さん、東武鉄道の高月京子執行役員・広報課長(※高ははしごだか)、月刊誌「鉄道ジャーナル」の鶴通孝副編集長の3人。作家/エッセイストで、鉄道関係の著書が多い茶木環さんがコーディネーターを務めました。

矢野さん、鶴さん、茶木さんの3人が「書く側」、高月さんが「書かれる側」ですね(皆さんフラットに、「さん付け」で紹介させていただきます)。

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