長崎駅に停まる「36ぷらす3」。この光景が見られるのも9月まで

JR九州は2020年10月に運行を開始したD&S列車(JR九州の観光列車)「36ぷらす3」について、西九州新幹線開業後の「新・月曜日ルート」(金の路)を発表した。現行の月曜日ルート(長崎行き)は9月19日(月・祝)の最終運行をもって終了し、10月3日(月)より博多―佐世保間を運行する。

新ルートの「博多―佐世保」 停車駅一覧 肥前浜駅を経由するのは博多駅発のみ(画像:JR九州)

博多駅発 佐世保駅行の往路は11時22分ごろに博多駅を出発。現行ルートでも人気のある 肥前浜駅 での停車を継続し、同駅でのまちなみ散策やHAMA BARでの日本酒飲み比べなどを体験できるようにする。また、西九州新幹線へ乗り換えて長崎駅へ直行できるよう、武雄温泉駅にも停車。新たなおもてなし駅である 上有田駅 などを経て、16時13分ごろに佐世保駅へ到着する。

佐世保駅発 博多駅行きの復路は佐世保駅を17時31分ごろ出発し、20時6分ごろに博多駅へ到着する2時間半の行程となる。肥前浜駅には停車しない。ビュッフェ営業は行うものの、食事付きのプランはなく、1~3号車の個室も販売しない。武雄温泉駅や佐賀駅のほか、早岐駅、有田駅、江北駅、新鳥栖駅、鳥栖駅でも乗降は可能。

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往路は博多~武雄温泉間で食事や散策を楽しんでから西九州新幹線で長崎へ直行するもよし、その後の各駅を楽しみながらゆっくりと佐世保へ向かうも良しで、長崎・佐世保どちらが目的の旅でも利用できるコースと言えそうだ。復路は佐世保から博多経由で関西・関東方面へ帰る際に、少し贅沢をして上質な時間を過ごすコースと位置付けられるだろうか。

「36ぷらす3」は「九州のすべてが、ぎゅーっと詰まった”走る九州”」。毎週月・木・金・土・日の5日かけ、九州全県を輪のように巡るコースが設定されており、九州各地の魅力的な食やおもてなしを車内外で提供する。毎週月曜日の”金の路”は長崎行きとして運行されていたが、西九州新幹線開業にともなう肥前浜~諫早間の非電化化により、電車改造の「36ぷらす3」の乗り入れが終了するため、佐世保行きに変更される。

各コースの詳細はや料金、ランチプラン等の発売時期などは、JR九州の「36ぷらす3」専用ホームページで案内する。