鉄道BIG4のダーリンハニー吉川正洋さんらが全国鉄道をぶらりひとり旅して回る。そんな「新・鉄道ひとり旅」も182回目を迎えます。スカパー!「鉄道チャンネル」(Ch.546)での初回放送は2022年7月16日(土)夜10時から。今回の舞台はJR大糸線の松本駅~南小谷駅間です。

JR大糸線は長野県の松本駅から新潟県の糸魚川駅までの105.4キロを結ぶ少し不思議な路線です。松本駅~南小谷駅間はJR東日本が管轄する電化区間、南小谷駅~糸魚川駅間はJR西日本が管轄する非電化区間となっており、南は電車が、北は気動車が行き交います。同じ名前の路線なのに途中でがらりと風景が変わってしまうのですね。

そもそも「大糸線」という名前が不思議です。「松本」と「糸魚川」を結ぶのになんで「松糸線」とか「糸松線」ではないのか? 実はこの名前には大糸線の歴史から来ており……という話は旅の途中で吉川さんが教えてくれるようですので、ここからは今回の旅の内容紹介へ移りましょう。

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旅の始まりは長野県の松本駅から。特急「しなの」や「あずさ」もやって来るターミナル駅ですが、吉川さんが乗り込むのは長野色のE127系 南小谷行き。車内には北アルプスの山々の案内も出ており、晴れていれば車窓に美しい山並みが見えるのですが……撮影日は残念ながら雨模様。

でも大糸線の魅力は山並みばかりじゃありません。穂高駅では駄菓子屋さんに、信濃大町では趣のある駅舎や駅そばに出会い、稲尾駅では田園風景に溶け込む電車を激写! と撮り鉄活動にも精を出します。訪れた路線で小さな喜びを見つけていくのは「ひとり旅」の真骨頂と言えるでしょう。

一番の見所は大糸線の絶景区間、仁科三湖の一つ「木崎湖」でしょうか。ローカル線にはありがちな「次の列車まで数時間待ち」のタイミングで、たまたま駅間を歩いていた吉川さんが「車窓から楽しむべきだった」と嘆くほどの美しさ……!

「なんて良いところに来たんでしょう」「ひとり旅百景に完全に入りますね」と太鼓判を押す湖を、ぜひ画面でもお楽しみください。