【私鉄に乗ろう 71】伊予鉄道 郊外電車 横河原線 その5(15)

1.3kmで平井駅。

左に駅舎と側線があります。

「鉄道左側通行の原則」に反してこの駅も右のホームに1番線松山市・高浜方面と掲出されています。

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駅名標。1893年(明治26年)平井河原駅として開業、1902年(明治35年)平井駅に改称されています。JR東日本総武本線にも1899年(明治32年)開業の平井駅があります。ただし開業時は総武鉄道の駅でした。国鉄の駅になったのは1907年(明治40年)。同じ平井駅があるのは珍しいですね。2015年に亡くなった八代目橘家圓蔵師匠が平井の師匠でした。

1.3kmで鷹ノ子駅。1978年(昭和53年)まではトラックが渡っている踏切の向こう側に駅がありました。

駅名標。1667年(昭和42年)開業。鷹ノ子は駅所在地名。

すっかり住宅街になった車窓の中を真っ直ぐゆきます。

カーブの先に

突然、駅が現れます。久米駅です。鷹ノ子から1.1km。列車交換します。左側に入線。

駅名標。1893年(明治26年)に開業しています。1981年(昭和56年)にホームを4両分に延長する目的で松山市方向に170m移転して列車交換可能な駅になっています。ということは、かつては手前の直線部分に駅があったのかな。

【私鉄に乗ろう 71】伊予鉄道 郊外電車 横河原線 その6(16) に続きます。

(写真・記事/住田至朗)