2032年度までに小田原線 新宿駅から本厚木駅までの各駅と、江ノ島線 中央林間駅、大和駅、藤沢駅の計37駅にホームドア整備完了をめざす小田急電鉄。

同社は11月から、小田急線初の特急ロマンスカーに対応した「大開口ホームドア」を本厚木駅に設置していく。

本厚木駅への大開口ホームドアの設置スケジュールは、下り1番ホームが11月26日終電後、下り2番ホームが11月19日終電後、ともに使用開始は2月下旬から。上り3・4番ホームが2023年度内に設置・使用開始をめざす。

30000形 60000形 の4・7号車の乗降扉を使用休止

この大開口ホームドアは、開口部分を最大限に広げることで、通勤車両と特急車両の扉位置の違いという課題を解消。

また、大開口ホームドアを用いても、ホームドア戸袋部分が特急ロマンスカーの一部乗降口を支障するため、11月15日始発から、他の乗降口が隣接するEXE・EXEα(30000形)、MSE(60000形)の4号車と7号車の乗降扉の使用を休止する。

対象となる駅は、東京メトロ千代田線内を除くすべての特急停車駅で実施。

また、GSE(70000形)は、従前どおりすべての乗降口を利用できる。

同駅へのホームドア導入は、国・神奈川県・厚木市の補助と、鉄道駅バリアフリー料金制度の活用により実現させている。