鉄道チャンネルMCの柏原美紀が、東京メトロ全線完乗を目指しながら、都内の魅力を再発見致します!初回は半蔵門線(半蔵門駅~押上駅)。早速半蔵門駅から「東急車両5000系」に乗車して出発です。

 

まずはすぐ隣駅の九段下で下車。靖国神社で参拝した後、お目当てのものを探しに遊就館へ。

 

エントランスですぐに発見!こちらには1943年(昭和18年)10月に行われた泰緬(たいめん)鉄道の開通式に参加した機関車、C56型31号機が奉納されています。泰緬鉄道とは、太平洋戦争中に旧日本陸軍が軍事物資の輸送を目的に建設した、タイとミャンマーを結んでいる鉄道のこと。

 

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険しい地形と過酷な熱帯気候など悪条件のもと工事は行われ、大量の死者を出した建設労働から「死の鉄道(Death Railway)」とも呼ばれています。現在はトンブリー駅からナムトックサイヨークノーイ停車場まで1日2往復の列車が運行されているそうですよ。建設時の苦悩は計り知れないものだったのでしょうね。

1936年(昭和11年)日本車輌で製造されたC56型31号機関車は、戦後タイ国有鉄道で使用され、昭和52年に引退。その後靖国神社に奉納されたのです。おかえりC56型31号機!!

 

再び九段下駅で乗車し、半蔵門線終点の押上駅まで。そのまま、折り返し列車の「東武車両50000系」に乗車して今度は清澄白河駅で下車。「清く澄んだ白い河」って綺麗な駅名ですよね~。しかしこの駅名、江戸時代初期にこの一帯を開拓した「清澄弥兵衛」という人物と白川藩主「松平定信」のお墓がこの地の霊厳寺にあったことから「清澄白河」になったそうです。意外にも人名が由来なんですね!

 

そんな清澄白河駅から徒歩約6分のところにある「ヒキダシ」という面白いカフェで休憩。名前の通り、店内にはたくさんの引き出しが!!

 

私はクラシックガトーショコラ(500円)と柚子ティー(650円)を頂きました。チョコソースがお花みたいでインスタ映え!とっても癒されました~。

 

帰りは東急電鉄の顔とも言える、「東急車両8500系」に乗って半蔵門駅へ。異なる3種類の車両に乗車できラッキーでしたが、東京メトロの車両は出会えませんでした(笑)

つづく。。。

<東京メトロ路線図>

鉄道チャンネルMC:柏原美紀