ついに両沿線住民念願の新横浜アクセスが実現

相鉄線と東急沿線の住民からすると、待ちに待ったこの日、3月18日を迎えました。
新幹線に乗るためには、相鉄沿線からは横浜駅を経由する必要があり、東急東横線からのアクセスには菊名での乗り換えが必要でした。新幹線を使う際には大きな荷物になることが多かった移動も、3月18日からは、それぞれの沿線の駅から直接アクセスができるということになりました。

この新線・新駅の開業を記念して、この新線に3月18日の午前中に乗って新横浜を訪れてみました。
東急線の日吉からの電車の中では、乗客も電車内のドア上にある行先掲示板をスマホで撮影したいたり、感慨深げに窓から外を眺めています、、、といっても、ほぼトンネルの区間なので景色は何もが見えないのですが、、

新横浜駅に電車が到着すると、ホーム上には電車や駅名表示版などを撮影する多くの見物客が居り、改札を出たところでも切符売り場で駅開業当日の3/18の日付入り入場券を求める人達で列ができていました。

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長いエスカレータに乗って、地上2階にあるJRの新横浜駅へ向かいます。

JR新横浜駅の広いスペースにはイベント見物のために非常に多くの観客が

相鉄・東急新横浜線開業記念 オープニングセレモニー

午前10時からは、JR新横浜駅の改札口前の広場スペースで開業記念のセレモニーが開催されます。会場に30分前に到着すると、すでにステージの周りを既に200名以上が囲んでいます。早い人は早朝5時ごろから来ていたとのことで、沿線の方々の熱気を感じます。

本日の開業で「新横浜駅」には、JR東海の東海道新幹線、JR東日本の横浜線、横浜市営地下鉄、そして相鉄線・東急という、5つの路線の駅が集うことになります。
今回のこのセレモニーでは、その「新横浜駅」の5つの路線の駅長が初めて一堂に会するという内容になります。

「そうにゃん」「のるるん」の登場時には子供たちからも多くのかけ声が

セレモニー前に、まず登場したのは相鉄の「そうにゃん」と、東急の「のるる」の2人?のキャラクター。

キャラクターグリーティングが事前に案内されていたこともあるようで、子供連れも多く参加をして、キャラクターに声をかけて写真のためのポーズをねだっていた方が多くいらっしゃいました。

「かわいい~~」「こっち向いて」「海老名から来たっていう感じがいいよね」「のるるんの動きサイコー」などの声の中、キャラクターグリーティング・撮影会は10分程度開催されました。

考えてみると、この2キャラクター2人が揃うのは非常にまれなことですね。この2つの沿線に住んだことのある筆者にもとっても、感慨深い瞬間です。

いつもは別の沿線で活躍しているので、この2ショットは貴重です

グリーティングの後は、いよいよ「新横浜駅」の5つの駅の駅長が入場です。今回はJR東海の新幹線でもすぐに行ける京都を想起させる、京都舞妓も一緒に登場です。

「新横浜駅」の5駅長が、京都舞妓とともに入場しました

左から、横浜市営地下鉄/早川駅長、相模鉄道/丸山駅長、東急電鉄/川島駅長、JR東海/酒井駅長、JR東日本/駕谷駅長という5名の駅長が並んでイベントに登壇です。

新横浜駅は、1964年(昭和39年)10月1日の新幹線の開業に合わせて、新幹線と横浜線の国鉄・新横浜駅ができたところから始まりました。その頃は、横浜線の線路があったというだけで、周りには何もなかった場所だったそうです。

1983年3月には、横浜駅との間を結ぶ横浜市営地下鉄の駅が開業しました。

その後の駅周辺ですが、多目的ホール「横浜アリーナ」が1989年4月に開館、「新横浜プリンスホテル」とショッピングセンター「新横浜プリンスペペ」は1992年3月に同時に開業しました。その後「新横浜ラーメン博物館」が1994年3月にグランドオープン、「横浜国際総合競技場(日産スタジアム)」は1994年に建設着手し1998年3月に供用開始となり、人が集まる様々な施設がある街へと変貌を遂げております。

同じ駅名でも、異なる路線の駅長同志の撮影会です
それぞれの駅長からは、これからの連携の可能性など楽しい話が

それぞれの駅長からのスピーチの時間も設けられ、セレモニーは大盛況のうちに終了しました。

 

グッズの販売ブースもなども大盛況

この日は、このセレモニー以外にも、新横浜駅の周辺でのイベントには、多くの人出がありました。

雨の中にも関わらずマーケットには多数の列が

記念切符などの販売は早朝には売り切れてしまっていあたようで、外でも Shin-yokohama Line Marketなどのイベントが開催されていましたが、特に相鉄や東急のグッズ販売ブースは、入場までに1時間を超えるほどの列ができるなど、雨天にもかかわらず大盛況のようでした。

スタンプラリーの列は駅の横の区画をぐるっと回る長い列に

またスタンプラリーには、小さなお子様も含めて多くの家族連れが長蛇の列を作っており、事前に想定をしたよりも更に多くの人が訪れているのだろうという印象でした。

今回の新線開業時の新横浜、思っていたよりも小さなお子さんんの姿も目立ち、新線・新駅の開業に関しては、幅広い年齢層にわたり認知されていたようです。

新たに相鉄と東急がつながり、地下には3つの鉄道会社が同居することになります
多くのお子様も、この日の新横浜を楽しんでいました

この開業日の新横浜では、思った以上にお子様を連れた家族連れの姿を見かけ、この新線を楽しみにしていた子供も多くいたのだと感じました。

この新線の連結により、神奈川県の海老名市・大和市・横浜市~埼玉県の川口市・さいたま市や和光市までが一つの列車でつながることになります。今まで以上に手軽に日帰り旅行にも行きやすくなったかと思います。お時間がある際には、便利になった新線を是非利用して、より遠い場所を訪れてみるのはいかがでしょうか。

 

2023,3.18 新横浜にて