※2014年7月 現存しません

今回から2014年7月に北海道を再訪した青春18きっぷ鉄道旅で撮影したキハ40です。

トップ画像は、函館駅ホームのキハ40 831。8:19発の函館本線長万部行です。

1977年(昭和52年)製の酷寒地仕様キハ40 106を1994年(平成6年)ワンマン化してキハ40 831に改番しました。

北海道の台地を48年間走り続け、2020年(令和2年)廃車になっています。

※北海道に導入されたキハ40、150両は、全車両が酷寒地仕様。1977年製(101~116)と1978年~1982年製造(117~250)には微妙な差異がありますが、詳述はしません。

姫川駅(2017年ダイヤ改正で信号場になっています)で列車交換。キハ40 734。

※2014年7月 現存しません

1980年(昭和55年)製造のキハ40 152が1991年(平成3年)ワンマン化改造されてキハ40 734に改番されました。写真の7年後、2021年(令和3年)廃車となっています。

森駅に停まるキハ40 1800(左)、右は筆者が函館から乗っている長万部行です。

※2014年7月

キハ40 1800は、1980年(昭和55年)に製造されたキハ40 197を1993年(平成5年)ワンマン化してキハ40 800に改番。さらに2005年(平成17年)延命改造(機関・変速機の強化換装・他)して1800に改番した車両です。

嬉しいコトに2025年現在も稼働中です。

11:39、長万部駅に到着。列車交換で長く停車したりもしましたが、函館からちょうど3時間かかりました。駅前の合田蕎麦の折詰を買って12:10発の小樽行に乗ります。

跨線橋から構内。筆者が乗って来たキハ40 831が手前、奥に、1771、822が見えます。

※2014年7月

ホームから構内のキハ40 1771。

※2014年7月 現存しません

1982年(昭和57年)製造のキハ40 243が1992年(平成4年)にワンマン化されてキハ40 771に改番。さらに2005年(平成17年)延命改造(機関・変速機の強化換装・他)でキハ40 1771に改番されています。

2024年(令和6年)5月に譲渡されました。譲渡先など詳細は分かりません。

同じく長万部駅構内のキハ40 822。全面の貫通ドアが開いているのを初めて見ました。

※2014年7月 現存しません

キハ40 822は、1981年(昭和56年)に製造されたキハ40 227を1995年(平成7年)ワンマン化してキハ40 822に改番しました。2020年(令和2年)に廃車されています。

長万部駅で特急「おおぞら」に抜かれました。・・・と言っても筆者は、函館本線・山線で小樽に向かいますが特急「おおぞら」は室蘭本線苫小牧から千歳線で札幌に向かいます。

それよりも、JR北海道283系気動車、6両編成なのに“FURICO 283”のロゴマーク付き先頭車両が前向きで3両というかなり奇妙な連結・編成でした。

※2014年7月

長万部駅から筆者は、キハ150系で小樽に向かいました。駅前で買った蕎麦の折詰。

長万部には2014年3月に2泊、今回で3度目でしたが、初めて折詰の蕎麦を食べます。650円。

※2014年7月

フタを開けて・・・

※2014年7月

さて、食べてみると、出前の乾いたザル蕎麦とは違って、これがなかなか美味しい。(笑)流石長万部名物です。

※2014年7月

小樽到着後、函館本線を乗り継いで滝川駅。一泊して翌日は、深川駅から留萌本線で増毛駅往復。滝川に戻って、跨線橋からキハ40 1776を見ました。

※2014年7月 現存しません

キハ40 1776は、1981年(昭和56年)に製造されたキハ40 237を1993年(平成5年)にワンマン化、キハ40 776に改番した車両です。さらに2004年(平成16年)延命改造(機関・変速機の強化換装・他)して車番が1776に改番されています。

2022年(令和4年)5月、廃車されました。

さらに滝川にもう一泊。翌朝、9:37発に乗るので滝川駅にはゆっくり来ました。駅そばが開店する時間に合わせて、まずは腹ごしらえ。

※2014年7月

朝飯は「天玉そば」(450円)。北海道でしか食べた事はありませんが、この店ではカップ麺に入っている様な乾燥した天ぷらがのっています。でも空腹には、これが沁みるんです。(笑)

※2014年7月

駅そばは、ホーム側からも食べるコトが可能でした。滝川駅舎の耐震補強工事でこの駅そば屋は、2016年にはなくなっていました。店主は、超無愛想なおっちゃんでしたが、やっぱり無いと寂しいです。

※2014年7月

ホームには、昨夕見たキハ40 1776がいました。

※2014年7月 現存しません

キハ40 781は、出発直前。

※2014年7月 現存しません

元は、1980年(昭和55年)製造のキハ40 211でした。1993年(平成5年)ワンマン化改造を受けてキハ40 781に改番されています。2018年5月に廃車されています。

実は、滝川発釧路行に乗るために来ています。次回は、釧路に向かいます。

(文・写真) 住田至朗

※過去の写真はライター住田がプライベートで旅をした時のスナップ写真です。

※『JR路線大全 北陸・信越本線』(天夢人/2023)『国鉄の基礎知識』(創元社/2011)『停留場変遷大事典』(JTB/1998)『JR全駅・全車両基地』(週間朝日百科/60巻)『北海道 駅名の起源』(日本国有鉄道北海道総局/1973年)他を参照しています。

※鉄道、駅などは鉄道会社、利用者の皆様のおかげで撮影させていただいています。ありがとうございました。