※2015年3月

トップ画像は、晩生内駅駅名標。

晩生内(おそきない)駅は札比内駅から4.5km。

JR北海道札沼線の非電化区間(北海道医療大学~新十津川)は、既に2020年(令和2年)に廃止されています。

雪が無い2016年9月の駅名標。

※2016年9月

駅は、1935年(昭和10年)開業。戦時中の休止期間を経て、1946年(昭和21年)営業再開。2020年(令和2年)5月札沼線非電化区間廃止にともなって駅も廃止されました。

車窓から駅舎。2016年9月は、新十津川発、石狩当別行に乗っていました。

※2016年9月

車両は動いています。

※2016年9月

時間的には、こちらの方が前ですが。駅前の様子が分かります。商店どころか民家もほとんどありません。

※2016年9月

東名阪で生まれ育ち生活してきた筆者は、駅前には商店が並んでいるのが当たり前でした。

55歳から青春18きっぷで全国のローカル線を旅して、むしろ「駅前に商店が無い」という方が圧倒的に多いコトを体験的に知りました。

しかし、インター・ネット普及によって消費行動は劇的に変わりました。筆者もネットで買物をするのが当たり前になって、リアルな店舗で買い物をするのは日常の生鮮食料品だけです。

晩生内駅前に商店が無いコトも、もはや消費生活の空白ではなくなったのではないでしょうか。

すみません、筆者の想像です。

晩生内駅駅舎を駅前から。

※2019年6月

駅舎内。普通運賃表、石狩当別駅まで740円。新十津川駅は半分以下の360円。

※2019年6月

札的駅は近いのか170円。駅できっぷは販売されていません。

懐かしい改札口が残っています。

※2019年6月

ホームと駅舎。昔、駅舎側にも線路があったことが分かります。

※2019年6月

残念ながら廃止後、駅舎は積雪で壊れそうになったため解体・撤去されました。

晩生内駅、前面展望、奥が石狩当別方面。望遠レンズなので駅の雰囲気が全く異なります。

※2016年9月

写真晩生内(おそきない)駅から札比内駅は4.5kmあります。

しかし、車内であらかじめ札幌駅で購入した駅弁を食べました。お昼ご飯です。北海道知床とりめし。すみません、値段を忘れました。

※2015年3月 オリジナルが縦なので加工しました

これが美味しかった。食べるのに夢中になって札的駅を撮影できませんでした。でも飲まず食わずで撮影は不可能です。(笑)

※2015年3月

札的駅。2016年9月の写真です。

※2016年9月

札的駅は、1960年(昭和35年)開業。2020年(令和2年)5月札沼線非電化区間廃止にともなって駅も廃止。

石狩当別側の踏切から札的駅。駅舎(待合室)と単式ホーム。

※2019年6月

駅廃止後、線路、ホーム、駅舎など全てが撤去され、現在は更地になっています。寂しいですね。

国道275号線側から札的駅。

※2019年6月

ホームの石狩当別側に階段。駅舎は、ホームから利用します。

※2019年6月

駅舎。ホームからアクセスします。

※2019年6月

駅舎内の木製ベンチ。駅ノートがありました。

※2019年6月

このベンチも良いですね。駅舎解体の際に一緒に廃棄されてしまったのでしょうか・・・。

※2019年6月

ホーム、駅名標、駅舎。奥は石狩当別方面。

※2019年6月

新十津川方面です。

※2019年6月

望遠レンズで写すと次の浦臼駅に向けてのアップダウンが分かります。強力なディーゼル・エンジンに換装されたキハ40 401 402が活躍した理由が分かります。

※2019年6月

これは2016年の前面展望。札的駅、奥側は、石狩当別方面。

※2016年9月

次回は、札沼線非電化区間で重要な駅、浦臼駅です。

(文・写真) 住田至朗

※過去の写真はライター住田がプライベートで旅をした時のスナップ写真です。

※『JR路線大全 北陸・信越本線』(天夢人/2023)『国鉄の基礎知識』(創元社/2011)『停留場変遷大事典』(JTB/1998)『JR全駅・全車両基地』(週間朝日百科/60巻)『北海道 駅名の起源』(日本国有鉄道北海道総局/1973年)他を参照しています。

※鉄道、駅などは鉄道会社、利用者の皆様のおかげで撮影させていただいています。ありがとうございました。