ECサイトでの販売をメインにビジネスを成功させてきたECブランドの多くが悩んで踏み出せずにいるのが、リアル店舗の出店。

新たな顧客獲得や売上拡大を目指していきたい一方で、いざリアル店舗を始めようとすると、店舗運営にむけた人材確保や運営ノウハウの不足、出店コスト、リアル店舗でのデータ取得など、これまでとは違う“壁”が立ちはだかり、リアル店舗出店に踏み出せずにいる―――。

そんなECブランドの“視界不良”をクリアにし、リアル店舗出店を新しい“カタチ“で加速させてくれるECビジネス成長支援サービスが渋谷で始まった。

それが、SUPER STUDIO × 三井不動産「THE [ ] STORE」

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ECプラットフォーム「ecforce」を展開する SUPER STUDIO(東京都目黒区)は、三井不動産が展開する渋谷「MIYASHITA PARK」内の商業施設「RAYARD MIYASHITA PARK」に「THE [ ] STORE(ザ・ストア)」を7月15日よりオープン。

この THE [ ] STORE は、顧客にオンラインとオフラインの垣根を意識させず、モノやサービスの購入・体験を提供する Online Merges with Offline(OMO:オンラインとオフラインの融合)にむけたソリューションで、オンラインとオフラインそれぞれのデータを統合し、情報を一元管理することで顧客体験の向上を実現させる。

SUPER STUDIO と 三井不動産 が ECブランドへ提供する OMO ソリューションのひとつとして展開する、初のリアル店舗だ。

「行くたびに新しいECブランドに出会える」

店舗名の THE [ ] STORE の[ ]内には、このリアル店舗に出店する ECブランド名などを入れる想定で、店舗では ECブランドをサポートする各種施策プランが盛り込まれている。

出店希望の ECブランドが、このリアル店舗 THE [ ] STORE でその世界観を最大限に表現し、ビジネスを加速させる場になるという。

また出店 ECブランドの購入ユーザーには、「行くたびに新しいブランドに出会える」というコンセプトの次世代型ショップとして、普段リアルの場で出会うことができない ECブランドの商品を実際に触って体感できる。そんなワクワク体験ができるというわけだ。

THE [ ] STORE の特徴と注目ハイライト

◆ ECブランドは、週単位でリアル店舗を出店できる。

たとえば食品の試食や新商品発表、トークイベントなどはオンラインでは実現が難しいものもあるが、THE [ ] STORE であれば、顧客へリアル店舗ならではの体験価値提供を実現できる。

◆ ブランドの世界観を最大限表現できるよう店頭の大型モニターと2面のデジタルサイネージを用意。

用途やブランドイメージに合わせてカスタマイズ可能な可変式の什器を用意するほか、モノトーンを基調とした内装でどのようなブランド・商品を陳列しても馴染むデザインとし、出店にかかる初期費用を最小限に抑えつつ自社店舗さながらの世界観を表現できる。

◆ 店頭で来店者のスマートフォンを使って商品に紐付けられたQRコードを読み取ることで、EC同様の購入方法を実現。

出店した ECブランドは、リアル店舗でありながら EC同様に顧客データの取得や、取得した情報をもとに顧客への継続的なマーケティング施策の実施、継続購入率の分析ができる。

また、リアル店舗では通常実現が難しい定期購入の訴求も可能。さらに、店内に設置された AIカメラで来店者の行動・目線データを取得し、商品配置や店舗内導線をデータを根拠に改善していける。

SUPER STUDIO と 三井不動産 による OMOソリューションのシナジー

SUPER STUDIO は ECブランドに向けて、ECカートシステムだけでなく、商品企画から製造、マーケティング、物流、コールセンター、購入後の顧客への継続的なマーケティングまで、トータルソリューションを提供中。

また三井不動産グループは、「三井ショッピングパーク ららぽーと」をはじめとする郊外型大規模商業施設や「三井アウトレットパーク」「東京ミッドタウン」をはじめとする都心型施設など、約130の商業施設を管理・運営。

三井ショッピングパーク公式通販サイト「&mall(アンドモール)」を展開し、オムニチャネル化を推進するなど、購買体験を高めるさまざまな取り組みを展開している。

そんな三井不動産は、2022年6月に SUPER STUDIO へリードインベスターとして出資し、これを機に SUPER STUDIO の EC運営に関する知見と三井不動産のリアルアセットの強みを組み合わせた ECブランドへの OMOソリューションの提供に取り組んでいる。

今回ローンチした THE [ ] STORE は、この OMOソリューションの施策として提供する初のリアル店舗で、ECブランドのリアル店舗出店にともなう各種課題を解決し、リアルとデジタルを組み合わせたビジネス成長を支援し、ECブランドユーザーへは普段リアルの場で出会うことができない多様な人気 ECブランド商品群に触れ、知らなかった商品や多彩な ECブランドに出会える機会を構築できる。

SUPER STUDIO と 三井不動産が2022年5月に RAYARD MIYASHITA PARK「&BASE」で手がけたポップアップストアには、約2000名が来店し、売上が目標の2倍を記録。

今回出店する THE [ ] STORE は、ポップアップストアの実証実験で得たノウハウやシステム上の改善点をもとに、店舗設計や OMOソリューションの仕組み構築を加速させる取り組みのひとつに。

いつものECサイトでの購入と同じスタイルで決済・入手できる

THE [ ] STORE での買い物は、ユーザーがいつものECサイトで購入するのと同じスタイルで決済・入手できる。

購入したい商品が THE [ ] STORE でみつかると、その人のスマートフォンを使って商品に紐付けられたQRコードを読み取ることで「買い物かご」へ追加される。

商品選択完了後に、その場で必要な情報を入力するだけで、レジに並ぶことなく商品購入が完了。

商品は、店頭での受け取りはもちろん、ECサイトと同様に自宅配送を選択して自宅まで配送指定し商品を受け取ることもできる。

SUPER STUDIO 林紘祐 CEO「SUPER STUDIOがめざす次世代EC構想」

SUPER STUDIO 林紘祐 CEOは、「SUPER STUDIOがめざす次世代EC構想」ついてこう語る。

「SUPER STUDIOの「次世代EC構想」では、ECブランドの担当者が2名の体制でも年商10億円の事業が運営できる効率的なEC基盤づくりをめざしています。

ECブランドは、あらゆる販売・マーケティングチャネルの管理を行いながら事業運営をする必要があります。

しかし、現状では販売チャネルごとのシステムやデータが統合管理されていないため、EC運営のあらゆる工程においてデータをもとにした意思決定が容易ではありません。

SUPER STUDIO は、自社EC事業運営や「ecforce」開発を続けてきた知見を活かし、システムやデータを統合管理することで、マーケティングからサプライチェーンまでEC事業運営における全工程にデータを活用した最適なPDCA運用を可能とする「次世代EC構想」の実現に向けた ecforce を中心とするさまざまなプロダクト開発・提供をしています。

ECブランドが持つさまざまな業務課題を網羅的に解決する仕組みを整え、システムやデータを統合・活用することで再現性の高いEC運営を実現します」(SUPER STUDIO 林紘祐 CEO)

また、三井不動産 ベンチャー共創事業部 上窪洋平 主事は、「本事業を推進するベンチャー共創事業部は2015年に設立され、新しい社会的価値の創出・既存事業の強化をめざし、「31VENTURES」「BASEQ」「未来特区プロジェクト」の3つの事業を軸に多様なパートナーとの共創によるオープンイノベーションを推進していきます」という。

◆ SUPER STUDIO
https://super-studio.jp/

◆ ecforce
https://ec-force.com/