福知山市で2023年8月26日、体験型の鉄道館「福知山鉄道館フクレル」がオープンします。

館内は資料やジオラマで福知山の歴史を紹介する「歴史展示エリア」、そして福知山公立大学情報学部の教授と大学生が監修した「なりきり!機関助士」などの「交流体験エリア」に分かれており、子供から大人まで楽しめる施設になりました。

毎週土日には旧国鉄OBなどによる「鉄道語り部」が登場し、当時の鉄道の様子を市民から直接聞くことができるというのも大きな特徴です。フクレル別館や近隣の公園ではSLの実車と出会うこともできます。

蒸気機関車の動輪やジオラマの展示など。福知山駅の高架前、高架後のジオラマ模型で鉄道のまちの変遷を学べます

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入館料不要のミュージアムショップでは、福知山鉄道館でしか購入できないフクレルオリジナルグッズほか、鉄道関連グッズ・福知山市の土産物などを揃えます。

また、小さなお子様連れの方も快適に利用できるよう、おむつ交換台や授乳室などを備えたベビールーム(入館料浮揚)も設置されています。

鉄道のおもちゃで安心して遊べるキッズスペース

「前身のポッポランド1号館が閉館した2018年から5年の年月を経て、ついに福知山鉄道館フクレルがオープンします。フクレルという愛称とロゴも公募し、皆様にご協力いただいて生まれました。

“鉄道のまち”福知山を継承し、未来へつないでいくシンボルとして、市内外の皆様に愛される施設となったら嬉しいです。」(福知山鉄道館フクレル 森田成章館長)

内覧会 フォトセッションの様子

休館日は毎週火曜日(祝日の場合は翌日)と年末年始の一部。入館料は大人500円、小・中学生250円、未就学児無料。初日は午前中に記念式典を行い、13時からオープン。初日特典として、来館者先着300名様に車掌帽子風にデザインされたサンバイザーをプレゼントします。

福知山市にはこの「フクレル」以外にも、SLが静態保存されている福知山駅南口公園や線路を模したカラー舗装が施されているアオイ通り商店街、SLをモチーフとした壁画などがあり、さながらまち全体が鉄道館のようです。これからの子鉄やご家族向けの鉄道スポットとして注目を集めていくかもしれません。

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