特別ツアー列車として運転されるMSE(写真:ロマンスカーミュージアム)

小田急、JR、相鉄の海老名駅に直結する小田急電鉄のロマンスカーミュージアムで、2023年10、11月の約2ヵ月間にわたる「鉄道の日」イベントが始まった。鉄道ファンからファミリーまで、オール年代層で楽しめる多彩な催しをそろえる。

イベントは2023年10月4日~11月27日で、タイトルは、「鉄道の日はロマンスカーで想像の旅に出かけよう!」。鉄道ファン向けに、地下鉄東西線葛西駅高架下にある東京メトロの展示施設「地下鉄博物館(ちかはく)」(東京都江戸川区)とタイアップする。

小田急線と千代田線の相直は1978年3月にスタートし、今年で45周年。期間中、MSEや相直車両の鉄道模型(HOゲージ)や資料・写真を公開する。

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あわせて、小田急とメトロの相互直通運転の歩みをたどるほか、メトロ千代田線に乗り入れるロマンスカーMSE(60000形)に乗車する特別ツアーを実施する。催行日は10月29日。北千住発片瀬江ノ島行きで、車内ではちかはく職員や小田急OBが秘話を披露する。

10月22日の「ちかはくクイズ大会」では、地下鉄に関するクイズを出題。同日は、小田急線に顔を出すメトロ16000系電車のサンバイザーを先着500人にプレゼントする(クイズ、プレゼンとともに小学生以下)。

子どもたちには、木製の鉄道玩具を用意して鉄道の楽しさを伝える。東京の鉄道模型店が企画・生産する「moku TRAIN(木トレイン)」だ。

手で押して遊ぶ、おもちゃの鉄道車両は安全・安心。ロマンスカーのほか、新幹線から機関車けん引の貨物列車まで、オールラインナップがそろう。

鉄道の楽しさを子どもたちに伝える「moku TRAIN」(写真:ロマンスカーミュージアム)

一部催しは有料で予約が必要。詳細はロマンスカーミュージアムのホームページで案内する。

記事:上里夏生

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