「私鉄の非電化複線」で活躍する国鉄型気動車、サヨナラ――。関東鉄道は5月27日、「乗り納め!? キハ314・313号満喫♪乗車会」を実施。新型車導入にともない、定期運用を終了したキハ314・313号が、取手~下館間で走ります。参加料は4000円。事前予約制で先着120名限定、5月9日から同社ホームページで参加受付を開始します。

同社は2017年2月25日時点の車両紹介ページで、キハ0・310形についてこう記しています。

「旧国鉄のキハ10・20系気動車の機関、変速機、台車などを流用し、新潟鉄工所(現、新潟トランシス)にて車体を新造した車両で、昭和51~59年にかけて導入しました。平成8年度より新型機関への更新、冷房化工事などを行いました。キハ0形が8両、キハ310形が6両在籍しています」

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ことし2月、同社に最新型車両キハ5010形が導入されたことなどから、旧型車両が運用を離脱。今回のイベントは、「この数年間走行していなかった北線(水海道~下館間)を含む取手~下館間を走行する乗車会」になると同社。

「途中駅での撮影会、水海道駅での長編成への増結作業や、増結車両内での鉄道グッズや用品の販売、鉄道むすめパネル撮影会等の開催を予定。参加者の皆様には乗車会イベント限定の記念乗車券、缶バッジなどの特典がついています」(同社)

国鉄型気動車の面影が残る関東鉄道の古参が、梅雨入り前の筑波山ふもとを走ります。