小田急電鉄の通勤車両「5000形」

小田急電鉄は2023年11月29日から来年5月頃までの期間限定で、通勤車両5000形の1編成を「もころん号」として運行すると発表しました。運転区間は小田急小田原線、江ノ島線、多摩線の全線です。

「もころん」は小田急電鉄の子育て応援マスコットキャラクター。今年の8月に発表され、10月には「初めてのおでかけ」としてロマンスカーミュージアムでお披露目されました。

はじめてのお出かけイベントで子供たちの前に姿を現した「もころん」

「もころん号」では運転台のある先頭部にラッピングを施します。ボディーカラーやフォルムのもこもこ感に加え、10号車は朝の空、1号車は夕空をイメージした柔らかいデザインに。運転台には「もころん」のぬいぐるみも配置します。

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車内の中吊りやドア横の広告スペースも「もころん」一色とし、普段の通勤車とは異なる雰囲気を楽しめる仕様とします。荷棚の上の広告スペースには、マンガ仕立てにした子育てにまつわる心温まるエピソードも……。

小田急電鉄によりますと、「もころん号」の位置は小田急アプリでリアルタイムに確認できるそう。電車待ちの最中にも「次に来るのは『もころん号』だよ」といった会話をお子さまとかわすことで、乗車中だけでなく移動時間をさらに楽しいものにしていく狙いです。

これまで小児IC運賃一律50円化などの子育て施策を展開してきた小田急電鉄。「もころん号」については「沿線に子育ての見守り機運を醸成したい想いを込めて」運行するといいます。

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