アニメのジュニアユース編放映にあわせ、京成電鉄四ツ木駅の装飾が全面リニューアルされました

東京都葛飾区は世界的な人気を誇るサッカーマンガ「キャプテン翼」の作者・高橋陽一さんの出身地。区内にある京成電鉄の四ツ木駅では、2019年3月から「キャプテン翼」のイラストなどを使用した駅装飾が行われています。

京成電鉄はこのほど、アニメ「キャプテン翼 ジュニアユース編」の放映にあわせ、四ツ木駅の駅装飾全面リニューアルを行いました。壁面や階段をジュニアユース編のキャラクターや名シーンで彩り、駅構内には廃材となるマクラギを使用して製作された実寸大の大空翼像を展示します。

さらに、京成電鉄の看板列車であるスカイライナーにも「キャプテン翼ラッピング」を実施。12月14日(※)から運行を開始する予定です。四ツ木は成田・羽田の両空港を結んでおり、国内外の利用者が多数訪れ、葛飾区の更なる活性化に寄与することが期待されています。

ADVERTISEMENT

※2023年12月1日17時33分……運行開始日時を修正いたしました(鉄道チャンネル編集部)

成田空港と首都圏を結ぶ京成電鉄のスカイライナー車両(写真:くろまく / PIXTA)

葛飾区内では27日、駅装飾のリニューアルが完了したことを記念し、セレモニーが開催されました。

「キャプテン翼」作者の高橋陽一さんや日本サッカー界を代表する選手も参加、中央に映っているのはサッカーチーム「南葛SCジュニアチーム」の子供たちです

原作者・高橋陽一さんに加え、サッカー女子日本代表として活躍した澤穂希さん、元サッカー日本代表の稲本潤一さんらが参加。参加者らによるトークセッションのほか、高橋さんによるライブペインティングや駅看板の除幕セレモニーが行われました。

リニューアルした駅看板の除幕式。京成電鉄本社の2階ロビーに飾られるそうです

高橋さんにとって、四ツ木は小さいころから使っていた駅。子供のころにはラッピングされるとは夢にも思わなかったそうですが、「葛飾区のためになれば」という思いで協力されています。そんな取り組みを葛飾区出身の元AKB48武藤十夢さんが地元目線で紹介。「四ツ木が大変なことになっていると私たちの間で話題になっている。壁や地面、天井から階段まで全部がキャプテン翼。四ツ木から立石にかけても銅像がたくさんあってすごい」

南葛SCの監督に就任した風間八宏さんは、キャプテン翼のキャラクターと同じ名前の子供たちをたくさん指導してきたエピソードを披露。マンガの影響については、稲本さんもフランスのチームに所属していた頃の思い出として「フランス人はみんな知っていた。キャプテン翼のタトゥーが入っている選手もいた」と海外での知名度の高さに言及しました。

今回のアニメはジュニアユース編ということで、大空翼君たちが世界の強豪たちと対戦する内容となっています。澤さんは幼少期の海外遠征に触れ、「この世代の世界大会は本当に意味のあること」とします。セレモニーではそんな澤さんや稲本さんが四ツ木駅のオフィシャルサポーターに任命され、京成電鉄小林社長から任命証が授与されました。

オフィシャルサポーター任命式の様子

キャプテン翼 ジュニアユース編とは?

主人公・大空翼率いる南葛中とライバル・日向小次郎率いる東邦学園の同時優勝により全国中学生サッカー大会は幕を閉じ、世界との戦いが始まった。フランスで行われるジュニアユース大会に選出された日本チームは世界各国のライバルたち――イタリアのジノ・ヘルナンデス、アルゼンチンのファン・ディアス、フランスのエル・シド・ピエール、そしてドイツのカール・ハインツ・シュナイダーらと激闘を繰り広げる……。

アニメ「キャプテン翼 ジュニアユース編」は現在、テレビ東京ほかにて、毎週日曜17:30より好評放送中です。詳しい情報は「キャプテン翼 ジュニアユース編」公式サイトをご確認ください。

【関連リンク】