2024年に登場する新型車両 新幹線や特急「やくも」の振り子車両など
近鉄は「新型一般車両」導入

大手関西私鉄の近鉄は昭和40年代に製造した車両約450両の置き換え計画を進めています。
2024年秋には「新型一般車両」(4両×10編成)を導入予定。発表されたのは2022年ですが、当時から大きな話題を呼んでいました。同社における新型の一般車両の導入は、2000年のシリーズ21車両以来のことです。
鮮やかな赤が目を引く車体に、座席はロングシート・クロスシートを切り替えるL/Cシートを採用。車内のデザインは花柄の座席表布や木目調の壁などを使用した明るく優しい雰囲気に。
空港線・箱崎線に新型を投入

福岡市地下鉄では空港線・箱崎線に2024年秋ごろ新型車両「4000系」を投入。老朽化した「1000N系」を置き換えます。
外観デザインは「1000N系」「2000N系」で採用されている「ブルーのライン」を継承しており、さらに車体中央に「空の玄関口」福岡空港と希望の未来をイメージしたスカイブルーを新たに配置。
座席幅は480mmとなるようで、通勤車としては国内最大となる模様です。また営業列車としては世界で初めて「同期リラクタンスモーター」を採用するということで、技術面でも注目を集めます。
仙台市営地下鉄は「3000系」で既存車両置き換えへ

仙台市営地下鉄では南北線用に新型の「3000系」をいよいよ投入。秋ごろに運用を開始し、既存の「1000N系」を順次置き換えていきます。
車体の外観は「1000N系」同様に先頭形状を「くの字」型としており、「杜の都」をイメージした「グリーン」をラインカラーとします。内装もホワイトやグリーン系に仕上がっており、デザイン面から「1000N」系の継承車であることも伝わってきます。