まるでドクターイエローのような鮮やかな黄色が目立つ無人店舗。場所は16・17番線ホームの9号車付近

東京駅の東海道新幹線ホームに18日、無人店舗「TOKYO BANANA express」がオープンする。営業時間は8:00~21:10で、グレープストーンの定番東京土産『東京ばな奈「見ぃつけたっ」』など3種類の商品を販売する。

TOUCH TO GO(TTG)の無人決済システムを導入しており、店舗の上部カメラと棚に備え付けられたセンサーで手に取った商品を判別する。「棚から好きな商品を手に取る」「無人のレジへ持って行く」「ディスプレイに表示される金額を確認」「キャッシュレス決済で支払いを済ませる」という4ステップでお買い物が完了するため、混んでいなければ新幹線が到着する1分前でも余裕をもって購入できる。

店舗の上部にこのようなカメラが何台も取り付けられている
陳列棚から商品を手に取り、レジへ
バーコード決済、交通系電子マネー、クレジットカードに対応

自動販売機とは異なり、通常の店舗と同じように商品の補充が出来るため作業者側の負担も減る。店舗の中に商品を陳列するのではなく、外から商品を手に取れる「対面型」を採用したのは、売店の跡地を活用するため。TTGによれば、今回のような出店スタイルは風雨や日当たり、人の出入りの激しさなどからシステム的な難易度は高いという。

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店舗運営を担うのはJR東海リテイリング・プラス。東海キヨスクとジェイアール東海パッセンジャーズが2023年10月に合併し誕生、駅構内の小売りや新幹線車内販売などの業務を受け継いだ。無人店舗の導入は将来的な人手不足を見据えたものではなく、新幹線利用者への新しいお買い物体験の提供が主目的。販売目標等は非公表で、出店期間も利用者の反応などを見つつ決めていく。

システムを担当するTTGは、ベンチャー企業への出資などを行うJR東日本スタートアップと、AIを活用した製品・サービスの開発等を行うサインポストの合弁会社だ。同社の無人決済サービスは高輪ゲートウェイ駅の無人決済コンビニから出発し、今や全国およそ160箇所に導入されており、JR九州や東武・西武・名鉄・近鉄の駅コンビニでも一部導入済み。親会社であるJR東日本を除けば、コンビニ業態を介さず鉄道事業者と直接協業するのは今回が初めて。

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