このツイートを覚えているだろうか。

「突然のご連絡を申し訳ありません。フライパンで弊社のギョーザを焼いたところ、張り付いてしまったとのツイートを拝見いたしました。弊社は、誰でも失敗なく、羽根つきギョーザが焼き上がる感動をお届けすることを目指しております」

「変勝手なお願いでご面倒おかけいたしますが、このたび調理にご使用いただきましたフライパンを、着払いにてご提供いただけないでしょうか?焦げ付いてしまうフライパンの状態を確認させていただき、研究・開発に活用させていただきたく考えております」

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SNS「X」がまだ「Twitter」だった頃、2023年5月、あるユーザーが「ギョーザが焦げ付いてしまった」ツイートをしたところ、「味の素冷凍食品【公式】」アカウントが反応し、焦げ付いたフライパンの提供を願い出た。そのツイートはSNS上で大きな反響を呼び、味の素の「企業努力」に注目する人が増えた。

そこで、味の素はフライパンチャレンジをスタート。全国から「ギョーザが焦げ付いたフライパン」の提供を呼びかけ、焦げ付かずキレイに焼ける冷凍餃子の開発を開始した。

集まったフライパンの総数は3520枚。同社の公式note「開発苦労秘話」によると、「初めてお送りいただいたフライパンで餃子を調理した時、正直、ここまで張りつくものかと驚きつつ、これを改善するのは相当な難易度だと覚悟」したという。

フライパンが集まってから商品のリニューアルまでの時間は短く、ヒントもなく手探りの状態から開発が始まった。仮説と検証を繰り返し、30回目でようやく剥がれやすいサンプルの作成に成功。2024年2月、同社はギョーザリニューアル品の発売を開始する。全てのフライパンで完璧に焼くことはできないにしても、半年間で史上最高にキレイに焼けるギョーザを完成させたのだ。

開発秘話を語る味の素冷凍食品 マーケティング本部 国内統括事業部長 杉田博司さん

そんな「ギョーザ」を体験できるイベント『超ギョーザステーション』が、4月25日(木)からJR両国駅の「幻の3番ホーム」で始まった。期間は2024年5月8日(水)まで。普段は使用されていない駅ホームを活用し、総武線ユーザーが行き交う様子を見ながら、美味しいギョーザを焼く。両国駅でのリアル開催は、コロナ禍を挟み5年ぶりだ。

初日のセレモニーにはお笑い芸人のやす子さんが登場。「ギョーザ」の新TVCMにも登場するやす子さんが「1日店長」に就任し、味の素の社員と一緒に実際に餃子を焼きながら爆笑トークを繰り広げた。

「1日店長」に就任し、実際にギョーザを焼いたやす子さん
両国駅ホームに設置されたテーブルとイス

今回の『超ギョーザステーション』は、GW前期の予約が1日も経たずに満席となったという。後期分(5/2~5/8)の予約は本日4月29日(月・祝)正午から始まる。ただ、このイベントは当日席もあるため、ふらっと立ち寄っても運良く参加できる可能性はある。

『超ギョーザステーション』の営業時間は平日17時~23時、土日・祝日が10時45分~23時。JR両国駅への入場には、入場券(大人150円/こども70円)の購入が必要。ギョーザタイムは1時間で、おひとりさまの場合は相席になる場合もある。「羽根パネェ~!」実感セットとして、ギョーザとドリンクを600円で提供する。追いギョーザは300円。

「羽根パネェ~!」実感セット
ギョーザ52年の“永久改良”を辿るステーションギャラリー
全長3.7メートルの『羽根パネェ〜!「ギョーザ」だ像』も登場。フォトスポットにぜひ

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