鉄道・運輸機構(JRTT)は、北海道新幹線の新八雲(仮称)駅のデザイン推薦書を、八雲町から受領したと発表しました。今後は、推薦のあったB案のデザインを基に、JRTTで駅舎設計を進めていくことになります。

推薦のあったB案 (画像:JRTT)

推薦のあったB案については、『雄大な大地と木立の美しさを感じる駅』をコンセプトとしており、森の木立をイメージした木調の縦ラインを取り入れることで、自然環境と一体感を出すとともに、外装の色味は黒系の落ち着いた色とすることで、風景と調和させつつ、飽きのこないシンプルな形状を見事に表現している、という意見だったようです。

八雲町に提出していた他のデザイン2案 (画像:JRTT)

このデザインの推薦案決定の前段階として、2022年2月に駅のデザインコンセプトをJRTTが八雲町から受領し、2023年10月17日にはJRTTが作成した3つのデザイン素案を、八雲町に提出していました。

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そして今回2024年6月に
A案:『牧歌的原風景を未来へと継承する新たな調和の駅』
B案:『雄大な大地と木立の美しさを感じる駅』
C案:『八雲の悠久な営み、情景を映し出す駅』
の3案から、B案が選ばれたということになります。

新八雲駅のコンセプトは「牧場の中にある駅」

北海道の八雲町は、2005年に旧八雲町と旧熊石町が合併し、日本で唯一の太平洋と日本海の二つの海を持つまち、二海郡八雲町として誕生しました。函館、室蘭の2つの都市から70km圏内に位置している町です。

この新駅舎をデザインするにあたり、八雲町がJRTTに要望をしたデザインコンセプトは、 「牧場の中にある駅 ~二つの海をもつ八雲の大地にたつ、牧歌的風景に調和したシンプルな駅~」というものです。

八雲町の牧場のイメージ (八雲町の新八雲駅舎のデザイン要望書から)

八雲町では、「北海道新幹線新八雲(仮称)駅周辺整備基本計画」を策定し、道南北部の広域連携拠点を基本理念とし、駅周辺の風景に調和した「牧場の中にある駅」をキーワードに、土地利用計画、交通計画及び各種施設のデザイン計画等を含めた駅周辺地区の整備基本計画の具体的な方向性を示すこととしております。

新八雲駅(仮称)の周辺整備案 (画像:八雲町 新幹線推進室)

上記の駅前の衛星写真から、この新幹線の新駅が牧場が広がっている地域に作られるということが分かるかと思います。

今回デザインが決定した駅舎や、周辺の道路整備などを含め、北海道新幹線の開業までに徐々に整備が進んでいく事でしょう。
まずは、開業予定の時期が決定するのを待ちましょう。

(鉄道チャンネル)

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