「南海電鉄より譲受した2200系車両を『観光列車』として改修したい。そしてより多くのお客様に銚子を訪れてほしい。——『銚子の魅力を知っていただき、銚子を盛り上げること』は、ローカル鉄道たる私どもの使命、地域への恩返しであると考えています。どうか、皆さまのお力を貸していただけないでしょうか」(銚子電鉄)

千葉県銚子市のJR銚子駅~外川駅を結ぶ全長6.4kmのローカル線、銚子電鉄の新たなチャレンジが始まります。同社は28日、新車両の観光列車化に向けクラウドファンディングに挑戦することを発表しました。

銚子電鉄はかつて南海電鉄で走っていた2200系を譲り受け、22000系「シニアモーターカー」として運行しています。今回のプロジェクトは、その第2編成を「銚子観光の玄関口」としてふさわしい車両に改造しようというもの。

クラウドファンディングは「CAMPFIRE」にて2024年12月1日(日)から実施。資金の使い道は「2200系車両を銚子電鉄を走れるスペックに改造」「観光列車として車内を装飾・改装」の2点。費用の総額は約1300万円の見込みで、差額分は自己補填などでプロジェクトを進行するといいます。

リターン品は竹本社長からの感謝状や一日乗車券、ぬれ煎餅・まずい棒セットなどの定番メニューのほか、特別お披露目会へのご招待券、まずい棒新フレーバーリクエスト権、社員のミドルネーム命名権など一風変わったメニューも。なお、メニューは期間中の12月中旬ごろに追加予定だそうです。

(画像:銚子電鉄)

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