※2019年6月撮影

トップ画像は、レンタカーで静内駅前交差点、赤信号で止まっている間に駅舎を撮りました。

4年半、日高本線の運行は休止していますが、駅舎内では「新ひだか町観光案内コーナー」「特産品・土産品コーナー」が絶賛営業中でした。というか、休止中の鉄道駅という雰囲気ではありません。

新ひだか町は、2006年(平成18年)静内郡静内町と三石郡三石町が廃置分合(合体)してできた町です。

※2019年6月撮影

わお! 2014年3月に来た時食べそこねた駅そば「にしや辨當(べんとう)店」が営業していました。4年以上鉄道の運行が休止中の駅ですぞ。これは凄い。

※2019年6月影撮

もちろん、食べます。駅そば大好き。鉄道は運行していませんが、自動車で駅そばを食べに来るお客さんが多い様です。

※2019年6月撮影

せっかくなのでメニューも記録しておきます。筆者は「やさい天そば」(490円)にしました。

※2019年6月撮影

これが実に美味しいのです。天ぷら揚げたてでした。

※2019年6月撮撮

日高本線の鵡川~様似間廃止まで、この時点であと2年程ありました。近距離きっぷ運賃表。

※2019年6月撮影

構内踏切からホーム。奥が苫小牧方面です。上りホーム(左側)のホーム上屋屋根がありません。ちょっと不思議な眺めです。

※2019年6月撮影

駅舎側下りホーム、4年以上鉄道車両は来ていないので線路は完全に錆びています。ホームの椅子とテーブルは、レストラン用でしょうか。桜の造花、北海道では6月が桜の競季節?サラブレッドの装飾が目立っています。しかし残念なことに人影はありません。

※2019年6月撮影

静内駅は、見どころが多いのでで時間を使い過ぎたかもしれません。

レンタカーで東静内駅に来ました。駅舎の左半分は、公衆トイレ。

※2019年6月撮影

駅名標と駅舎。単式ホームのシンプルな駅。

※2019年6月撮影

駅は、1933年(昭和8年)開業。綺麗な駅舎は、1994年(平成6年)に改築されています。2021年(令和3年)駅は、廃止されました。

東静内駅前は、こんな感じ。正面に国道215号線。周辺には集落があります。このエリアは、日本屈指のサラブレッドの産地です。

※2019年6月撮影

春立駅、駅名標。

※2014年3月撮影

何やら御目出度い駅名。特に瑞祥地名という事ではない様ですが。

1996年(平成8年)に改築された駅舎。左には、鉄筋コンクリート造の公衆トイレがあります。

※2019年6月撮影

駅名標と駅舎。単式ホームは砂利敷き。かつては相対式ホーム2面2線式の時代があった様です。既に4年以上鉄道の運行がありません。線路は錆びて草生しています。

※2019年6月撮影

駅は、1933年(昭和8年)開業。2021年(令和3年)駅は廃止。

ホームから駅舎。駅前の様子も見えます。国道235号線に道がのび、民家があります。

※2019年6月撮影

駅所在地、新ひだか町には、静内駅、東静内駅、春立駅、日高東別駅、日高三石駅、蓬栄駅、本桐駅と7つも日高本線の駅がありました。1970年(昭和45年)に3万3千人以上だった人口は、2020年(令和2年)21,517人。人口減少が急激な北海道ですが、50年で35%減は、比較的穏やかな場所かもしれません。

次は、日高東別駅です。

(文・写真) 住田至朗

※過去の写真はライター住田がプライベートで旅をした時のスナップ写真です。

※『JR路線大全 北陸・信越本線』(天夢人/2023)『国鉄の基礎知識』(創元社/2011)『停留場変遷大事典』(JTB/1998)『JR全駅・全車両基地』(週間朝日百科/60巻)『北海道 駅名の起源』(日本国有鉄道北海道総局/1973年)他を参照しています。

※鉄道、駅などは鉄道会社、利用者の皆様のおかげで撮影させていただいています。ありがとうございました。