JR東海から初の「鉄道むすめ」がデビュー!特急ふじかわ30周年キャンペーン第2弾の詳細を発表、様々なイベントを実施
静岡と甲府を結び、1995年の運行開始から30周年を迎えるJR東海の特急「ふじかわ」号。この秋、沿線の魅力を満喫できる記念キャンペーンの第2弾として、多彩な企画が発表されました。
沿線の名産品を味わえる特別な「マルシェトレイン」の運行や、記念駅弁の販売、さらにはJR東海から初となる「鉄道むすめ」のデビューまで、ファンならずとも見逃せないイベントが目白押しです。特急「ふじかわ」30周年を祝う秋のキャンペーンをご紹介します。
身延駅所属「鉄道むすめ」がデビュー

特急ふじかわは、JR東海が静岡駅と甲府駅を東海道本線・身延線経由で結ぶ特急列車で、1995年10月、急行「富士川」から特急に格上げされました。列車名は沿線を流れる一級河川・富士川に由来しています。現在は373系電車による3両編成で運行され、1日あたり静岡~甲府間を7往復し、地域の交通手段として利用されています。
特急ふじかわ号が、10月に運行開始から30周年を迎えることを記念して、キャラクターコンテンツ「鉄道むすめ」が身延駅所属としてデビュー予定です。「鉄道むすめ」は、(株)トミーテックが展開する、鉄道事業者の制服を着たキャラクターコンテンツで、JR東海の所属は初めてとなります。デザインやプロフィルは後日公表されます。
新キービジュアル登場&Instagramキャンペーン
キャンペーン第2弾の顔となる秋バージョンのキービジュアルは、山梨県在住の人気イラストレーター・mameさん(@emamemamo)による描き下ろしです。「特急ふじかわ号30周年」のオリジナルイラストを使用したポスターやチラシは、9月以降に駅構内のポスターやチラシに掲出予定です。また、このオリジナルイラストを使用したグッズが当たるInstagramプレゼント企画も2025年12月31日まで開催中です。

30周年の節目を祝う記念イベント
記念出発式
10月5日、静岡駅ではふじかわ1号の発車にあわせて記念の出発式が行われ、駅長による出発合図なども予定されています。なお、一般向けの観覧席は設けられていません。
特別列車「マルシェトレインふじかわ」号の運行
10月5日には特別列車「マルシェトレインふじかわ」が運転されます。静岡駅を午前8時30分に出発し、甲府駅に午後1時7分に到着する直行列車で、事前販売される「満喫チケット」購入者には車内で沿線の名産品やオリジナルグッズが提供されます。
さわやかウォーキング記念コース
9月末から11月にかけて、さわやかウォーキング記念コースを各地で実施予定で、富士宮やきそばや石和温泉、富士川散策など、沿線の特色を生かした内容ということです。
甲府駅構内での記念駅弁の販売
ふじかわ鉄道カード(全2種)のうち1枚がランダムで添えられる記念弁当は、甲府駅構内の丸政(山梨・北杜市)と連携し、身延線沿線の特産品を盛り込み、特製掛け紙を施した内容になるといいます。
J2リーグ戦に合わせた臨時運転
10月25日、藤枝総合運動公園サッカー場で行われるJ2リーグ・藤枝ー甲府の試合にあわせ、ふじかわの一部列車が藤枝駅まで延長運転され、サポーター向けツアーも予定されています。
早川町のお祭りとアイドルコラボ
さらに、山梨・早川町で開かれる「はやかわきのこまつり」では、静岡発のアイドルグループkidsbowlのオリジナルグッズが配布される予定です。2025年1月に結成されたkidsbowlは、オーディションで選ばれた久松由依、杜山明佳里、立花陽向、野田萌花、伊藤ミモザ、光岡りよの6人で構成され、プロデューサーはヤマモトショウ氏が務めています。

運行開始30周年を迎え、ますます盛り上がりを見せる特急「ふじかわ」。この秋は、ただ乗車するだけでなく、沿線の食や文化、そして新たなキャラクターとの出会いなど、多角的にその魅力を体験できる絶好の機会です。
特別な列車旅やウォーキング、記念グッズの収集など、楽しみ方はあなた次第。ぜひこの機会に、特急「ふじかわ」に乗って、静岡と山梨を結ぶ旅へ出かけてみてはいかがでしょうか。
(写真:PIXTA)
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