2025年10月31日(金)、段階的に建て替えを行っている「三井ショッピングパークららぽーとTOKYO-BAY北館」が1期グランドオープンを迎えました。JR南船橋駅から徒歩約5分の大型商業施設で、建て替え部分は2階建てから3階建てに改築し、96店舗が出店しました。本記事では、日本最大の店舗数を誇る大型フードゾーンを中心とした「ららぽーとTOKYO-BAY北館」のプレオープン時の独自取材を元に、注目スポットの数々を紹介します。

【参考】ふなっしーも大興奮!「ららぽーとTOKYO-BAY北館」建て替え1期10/31開業! 南船橋の変化や日本一のフードコートなど開業前の様子を公開
https://tetsudo-ch.com/13014786.html

1階には「ティム・ホー・ワン」などが出店

1階の注目店舗は、千葉県初出店となる香港点心専門店「ティム・ホー・ワン(添好運)」やカフェ併設のコンセプトストア「RHC Ron Herman」「RHC CAFE」でしょう。

1階のハーバー通り沿いにオープンした「ティム・ホー・ワン」

香港でミシュラン一つ星に輝き「世界一やすいミシュランレストラン」と称された「ティム・ホー・ワン」。店内は120席あり広々とした印象で、テラス席も用意されています。

チャーシューメロンパンこと「ベイクドチャーシューバオ」(写真右)が看板メニュー

オープン前に、1番人気の「ベイクドチャーシューバオ」と「ほうれん草の蒸し餃子」「水晶包(アスパラとエビの蒸し餃子)」、「粉果(叉焼・ニラ・長芋とピーナッツの蒸し餃子)」を試食させてもらいました。いずれも通常は3個入りですが、今回は特別に1個ずつで提供してもらいました。

写真左上から時計回りにベイクドチャーシューバオ・ほうれん草の蒸し餃子・水晶包・粉果

「ベイクドチャーシューバオ」は生地から手づくり。メロンパンのような生地でチャーシュー餡を包んだ、あまじょっぱい味わいと、サクッとした食感が特徴。ほとんどの人が注文するそうです。
「ほうれん草の蒸し餃子」はほうれん草やえのき、椎茸などを合わせた餡がベースでヘルシーな一品。「水晶包」はアスパラと海老、たんぱくを使った餡がぎっしり。「粉果」はチャーシューや干し海老、ニラ、長芋、ピーナッツを詰めた餡の食感が楽しく、中国広東省・潮州地方の料理なのだとか。いずれももちもちの皮と味わい深い餡の組み合わせが美味しく大満足でした!

上記蒸し餃子3品に加え「塩卵入りカスタード饅頭(蒸)」「塩卵入りカスタード饅頭(揚)」「生姜と葱の鶏蒸しご飯」「特製醤油のポークチョップ炒飯」「特製醤油のエビ炒飯」「ココナッツタピオカ」の全9品は、ららぽーとTOKYO-BAY店で先行発売のメニューとなります。執筆時点ではここでしか食べられない味のため、是非店舗でお試しを!

ハーバー通りに面した「RHC CAFE」。テラス席ではペットの同伴が可能

「ティム・ホー・ワン」に隣接している「RHC Ron Herman」「RHC CAFE」も、プレオープン時から多くの人で賑わっていた店舗のひとつです。「RHC CAFE」では、スタンダードバーガーやグルテンフリーパンケーキなどのフードやドリンク、スイーツが揃っています。

オープンを記念した限定アイテムも登場しているので、気になる人がチェックしてみて!

「RHC Ron Herman」の店内には、メンズ・ウィメンズ・キッズのウエアや雑貨、コスメ、ジュエリーなどさまざまな商品がセンスよく並んでいました。フラワーショップも併設していて、ウィンドウショッピングするだけで楽しくなる空間です。

ペットカートで愛犬とおでかけできるエリアも!

ペットの総合専門店「ペットエコ」と、向かいのペットファッション専門店「PET PARADISE」

北館と南館の間の「ハーバー通り」や北館東側エントランス「港の広場」はペットカート・キャリーバッグの利用可能エリアとなっています。それに合わせて、動線上にある1階の一部屋内スペースも愛犬と移動が可能になっています。「ペットエコ」「PET PARADISE」といった愛犬と立ち寄りたい店もあり、愛犬と来店しやすい環境が整っています(ペットの抱きかかえやリードに繋いでの通行はできません)。

レストランゾーンの注目は釣りができるレストラン!

港町をモチーフにデザインされたレストランゾーン。街灯や連続するシックなアーチがおしゃれ

3階レストランゾーンには、関東初出店の2店舗「焼肉利休」「牛かつふたば亭」や、魚釣りができる体験型レストラン「釣船茶屋ざうお」など千葉県初出店7店舗を含む18店舗が集結しています。

牛たん専門店利久の新業態「焼肉利久」
店内仕込みの牛かつやビーフシチュー、ハンバーグなどを提供する牛かつ専門店「牛かつふたば亭」
その店構えに思わず立ち止まる人が多かった体験型レストラン「船居茶屋ざうお」

巨大な船と水槽がひときわ目を引く「船居茶屋ざうお」はプレオープン時からとても賑やか。まるで漁港を訪れたような活気がありました。

通常のテーブル席のほか、臨場感溢れる船上にも席が設けられています

自分で釣った魚を好きな調理法で食べることができるスタイル。釣れるとスタッフが太鼓を叩いてくれるので盛り上がります。刺身や塩焼き、煮つけなど、希望の調理法を伝えて家族や友人と、わいわい食べたいですね。

話題店が多数出店! 日本一の座席数を誇るフードコート

これだけの広さと席数があれば、混雑していても座りやすそうです

レストランゾーンに隣接する3階フードコートは約1,400席。既存の西館1階ハーバーダイニングの約660席、「ららぽーとTOKYO-BAY North Gate(ビビット南船橋から改称)」2階フードコートの約440席を合わせるとららぽーとTOKYO-BAY全体で約2,500席に。日本一※の席数となりました。

充電用のコンセントを完備したカウンター席が便利。フリーWiFiもばっちりです
パブリックビューイングなどが開催できるよう、プロジェクターやスピーカーなどが設置されたスペースも設けられています

フードコート全20店のなかでも注目は?

関東初出店で博多一双のセカンドブランド「Hakata Ramen Issou nossi」をはじめ、中華の「さわだ飯店」やハンバーグの「極味や」、プレオープン時から長蛇の列となっていた「ゴディバクレープ」「伊右衛門CAFE」といったスイーツ店など、千葉県初出店11店舗を含む20店舗が出店しています。

関東初出店、博多一双のセカンドブランド「Hakata Ramen Issou nossi」
「中華 さわだ飯店」の「澤田流麻婆豆腐セット」

6年連続でミシュラン一つ星を獲得した「中国菜 エスサワダ」の総料理長・澤田州平氏が手がける「中華 さわだ飯店」。千葉県初出店で、首都圏のフードコートでも初めての店舗となります。「澤田流麻婆豆腐セット」の麻婆豆腐はしっかりとした旨味のなかに辛さを感じ、ご飯が進みます。香りの強い「青花椒」と、しびれる辛さの「赤花椒」で味わいの変化も楽しめます。フードコートでこの味が食べられるとは!

「資さんうどん」の「選べるしあわせセット」から、ミニ肉ごぼ天うどんとミニカツとじ丼、ミニぼた餅のセット

北九州のソウルフード「資さんうどん」もフードコート初出店。人気の肉ごぼ天うどんは、単品はもちろん、ミニサイズで2つのメインを楽しめる「選べるしあわせセット」や、北九州の味として知られるかしわ飯とのセットで楽しめます。北九州へ行くことが多い筆者にとって、この肉ごぼ天うどんはお馴染みの味。首都圏のフードコートで気軽に食べられる幸せを噛み締めました!

子どもと来店しやすい工夫がいっぱい!

フードコートの奥に設けられたキッズスペース

「ららぽーとTOKYO-BAY北館」は、子ども連れのファミリーにやさしい空間が充実していることも大きな特徴です。フードコート内には、キッズスペースや小上がり席などを設けた「Family Tables」があり、子どもを遊ばせながらゆったりと過ごせます。

小上がり手前のスペースはベビーカー置き場に

小上がり席手前のスペースとテーブル席側の通路沿いにベビーカー置き場が設けられています。

フードコート内のキッズスペース

キッズスペースは0歳~1歳までの小さな子どものみを対象としているため、安心して遊ばせることができます。

フードコート内の小上がり席

靴を脱いでくつろげる小上がり席は、子どもがお昼寝をしたり、ハイハイをしたりしても安心。いさまざまなシーンで大きな窓に面し、周辺の景色を眺めながらリラックスして過ごせます。

左上からフードコート「伝説のすた丼屋」「Hakata Ramen Issou noss」「J.S. BURGERS Jr.」、左下からレストランゾーン「チーズ&ドリア.スイーツ」「いしがまやハンバーグ」「カプリチョーザ」のキッズメニュー

印象的だったのが、ファミリーの来店が多いことを意識して、各店でキッズメニューを提供していること。フードコートは全20店舗のうち10店舗、レストランゾーンは18店舗中12店舗でキッズメニューが用意されています。

「ティム・ホー・ワン(添好運)」にも10歳以下なら注文できるお子様プレートがあります。国内店舗で初の提供になるとのこと

レストランゾーンにはベビー休憩室も

3階ベビー休憩室

また、3階レストランゾーンにある「ベビー休憩室」には、0~1歳のベビーを対象にしたハイハイスペースやおむつ替えコーナー、哺乳瓶の洗浄・給湯スペース、電子レンジ、子ども用のいすスペース、男性も利用できる授乳室などが揃っています。

公共交通機関de来館キャンペーン実施中!

筆者が残念ながらハズれてしまいましたが、何度か通っていればお買物券をゲットできそうですね

2026年1月4日まで、交通系ICタッチカードを使用して来館した人を対象とした「公共交通機関de来館キャンペーン」を実施しています。北館1階リモートインフォメーション付近・西館1階西の広場付近・南館2階総合案内所付近に設置されている抽選マシンに交通系ICカードをタッチし、簡単なアンケートに答えると抽選がスタート! 3人に1人、ららぽーとTOKYO-BAYかららテラスTOKYO-BAYで使用できるお買い物・お食事券500円分が当たります! 1日1回、無料でチャレンジできますので、是非利用してくださいね。

このほかにも、11月30日まで千葉ジェッツ線の観戦チケットや豪華ホテル宿泊券などが当たる「北館1期リニューアルオープン記念プレゼントキャンペーン」などのキャンペーンを実施しています。みなさんも、話題の店舗が多数の注目スポット「ららぽーとTOKYO-BAY北館」に足を運んでみてはいかがでしょうか。

文/写真:斎藤若菜(TOP・レストランゾーン・ベビー休憩室画像:三井不動産)
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)

※フードコート日本一の定義:2025年8月ビデオリサーチ調査より(一般社団法人 日本ショッピングセンター協会『SC白書2025』「都道府県・市区町村別SC一覧」記載のフードコートとレストランゾーンが隣接する大型商業施設のうち、店舗面積5万平方メートル以上の182施設を対象とし、指定された条件で各施設のフロアマップをもとに店舗数をカウント)

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