ふなっしーも大興奮!「ららぽーとTOKYO-BAY北館」建て替え1期10/31開業! 南船橋の変化や日本一のフードコートなど開業前の様子を公開

2025年10月31日、JR南船橋駅近くの商業施設「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY北館」1期エリアが建て替えを完了し、グランドオープンとなります。2階建てから3階建てにスケールアップし、関東初出店3店舗、千葉県初出店26店舗を含む全96店舗が出店。3階には店舗数日本一のフードコートが完成しました。また、「ららぽーとTOKYO-BAY」と「LaLa arena TOKYO-BAY」の間にブリッジが新設されるなど、南船橋エリアのアクセス性も向上しています。北館とその周辺がどのように変化したのか、最新の情報をお届けします。
ららぽーとTOKYO-BAYの歴史と南船橋駅

「ららぽーとTOKYO-BAY」の前身、「ららぽーと船橋ショッピングセンター」が誕生したのは1981年のこと。今や全国各地に存在するららぽーとの1号店であり、開業時は日本最大規模のショッピングセンターとして話題になりました。
現在と比べればだいぶコンパクトでしたが、そごうあり、ダイエーあり、あらゆる専門店が立ち並び、当時は「ここに来れば何でも揃う」場所という認識でした。1988年の増床時にはシネコンや、屋内テーマパーク「サンリオファンタージェン」も開業し、都内の東端在住だった筆者にとって「最もテンションの上がるおでかけスポット」だったことを覚えています。

当時、最寄り駅は京成線「船橋競馬場駅」のみで、現在も運行している無料バスを利用して向かうルートが一般的でした。京葉線の開業にともない1986年に「南船橋駅」ができ、この翌年に国鉄が民営化し「JR南船橋駅」となりました。現在「ららぽーとTOKYO-BAY」に最も近いのはこの南船橋駅で、徒歩約5分でアクセスできます。

ららぽーとが増床・増築を繰り返しながら、より充実したショッピングセンターとして進化を続けてきたことに加え、2004年に「ビビットスクエア」(後の「ビビット南船橋」、10月31日には「三井ショッピングパーク ららぽーとTOKYO-BAY North Gate」へ改称)、2006年にイケアの日本再進出1号店「イケア船橋」(現在の「IKEA Tokyo-Bay」)、2023年には南船橋駅直結の「ららテラスTOKYO-BAY」がオープンし、今では大型商業施設が集まるまちになりました。



2024年には大型多目的アリーナ「LaLa arena TOKYO-BAY」も開業。千葉ジェッツふなばしのホームアリーナであるとともに、さまざまなイベントやライブが開催されています。

IKEAに隣接する大型物流施設「MFLP船橋」の敷地内には、アイススケートを楽しめる「三井不動産アイスパーク船橋」や、ふなっしーをモチーフにした遊具が人気の「ふなっしーパーク」もあります。

10月29日にブリッジが開通! 商業施設間の移動が便利に

「ららぽーとTOKYO-BAY北館」1期エリアの建て替えに合わせて10月29日「ららぽーとTOKYO-BAY」と「LaLa arena TOKYO-BAY」の間に新たなブリッジが開通しました。これにより、LaLa arena TOKYO-BAYの2階デッキから、ららぽーとTOKYO-BAYへ移動しやすくなりました。
2019年6月、南船橋駅と「ららぽーとTOKYO-BAY」をつなぐ「ららストリート(動く歩道)」が設置されたことでアクセス性が向上していましたが、今回のブリッジ開通により、これまで以上にスムーズな移動が可能になりました。

ハーバー通りの道幅が約2倍に!

北館と南館の間にある「ハーバー通り」は、今回の建て替え1期完成とともに、テラス席周辺の1階店舗前が整備され、道幅が約2倍に。2期完成時には、かいだん広場を含むハーバー通り全体を整備される予定。イベントやマルシェの開催、キッチンカーの設置なども予定されているとのことです。
東側メインエントランスに「港の広場」が誕生
北館東側のエントランスには「港の広場」(トップ画像のエリア)が新設されました。北館とNorth Gate、隣接する船橋競馬場をゆるやかにつなぐエリアとなり、「レンガ」や、船舶をロープで岸壁や桟橋につなぎとめるための「係船柱」をモチーフにしたシンボルサイン、波をイメージした「路盤」などにより港町を演出しています。
エントランスのアプローチ脇には、シンボルツリーのシマサルスベリが植えられ、ゴムチップでできた丘や人工芝の丘も整備されました。
グランドオープン前々日のららぽーとTOKYO-BAY北館へ

北館1期建て替えで、より地域の人々に愛される施設へ

グランドオープンを明後日に控え、プレス説明会では、主催者として若林瑞穂氏がこの日を迎えたことに感謝の言葉を述べるとともに「地域の皆さまに愛され続ける施設としていきたい」とコメント。

続いて肥田雅和氏からは、1981年の「ららぽーと船橋ショッピングセンター」開業以来、三井不動産が街づくりにかかわり続け、南船橋エリアの活性化に寄与し続けてきたことや、北館建て替え2期まで完成すると店舗数は600店舗となり、日本最大の商業施設に進化することを解説(アウトレット施設を含まない店舗数)。今回の北館建て替えは「特別な一日を、いつでも、いつも、この場所に。」をコンセプトとし、2階建てから3階建てにスケールアップ。日本一の店舗数を誇るフードゾーンをはじめ、魅力ある施設となったことについて説明がありました。

中村哲氏からは、開業時のイベントやキャンペーンなどに関する案内がありました。10月31日のオープニングセレモニー(テープカット)にはじまりさまざまなイベントが開催されるほか、後述の「北館RENEWAL記念レンガプロジェクト」や、来場者が描いたイラストを1枚のアートにして掲出する「みんなでつくろう! ららぽーとTOKYO-BAYアートプロジェクト」を通じ、地域に根差した施設を目指していくということです。
日本一の店舗数を誇るフードゾーンが誕生

北館3階には、フードコートとレストランゾーンが一体となった、日本最大の店舗数を誇る広大なフードゾーンが誕生しました。

小上がり席やキッズスペースを完備したファミリーゾーンも特徴。全20店舗のうち10店舗でキッズメニューを注文できるとのこと。子ども連れで利用しやすい空間となっています。

フードコートには、関東初出店で博多一双のセカンドブランド「Hakata Ramen Issou nossi」をはじめ、千葉県初出店11店舗を含む20店舗、レストランゾーンには関東初出店2店舗、魚釣りができる体験型レストラン「釣船茶屋ざうお」はじめ千葉県初出店7店舗を含む18店舗が集結しています。
ティム・ホー・ワンが華々しいオープニングセレモニーを実施

取材日には、香港でミシュラン一つ星に輝いた香港点心専門店「ティム・ホー・ワン」がオープニングセレモニーを実施。テープカットが行われた後、獅子舞のパフォーマンスが披露されました。頭を噛むと厄を払い福が来ると言われていることから、見学している人々の頭を噛むパフォーマンスも。筆者も噛んでもらいました(笑)
「港の広場」お披露目イベントを開催!

北館東側エントランスの「港の広場」では、事前に募集した「ららぽーとTOKYO-BAY」での思い出エピソードやメッセージを刻印したレンガを設置。取材日には、そのお披露目イベントが行われました。
現地にはおなじみ、船橋市在住の梨の妖精「ふなっしー」と、千葉ジェッツのマスコットキャラクター「ジャンボくん」が、熱狂的なファンの声援に応えつつ登場。

メッセージレンガのアンベールが行われると、ふなっしーとジャンボくん、それぞれのメッセージが刻印されたレンガを探しておおはしゃぎ! 千葉ジェッツ所属の富樫選手・原選手・田代選手のメッセージも刻印されているとのこと。ファンのみなさんは是非、現地で探してみてください。

なお、ふなっしーとジャンボくんは、10月31日に「ららぽーとTOKYO-BAY North Gate」1階みどりの広場で11:00~開催される新川優愛さんによるスペシャルトークショーにも登場を予定しています。(混雑状況に応じ、並び列の整理や入場制限の可能性があります)。見どころ満載の「ららぽーとTOKYO-BAY北館」へ、この機会にでかけてみてはいかがでしょうか。
文/写真:斎藤若菜
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)
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