京急 北品川駅の新駅舎デザイン決定! 旧東海道と調和する “和モダン”高架駅で開かずの踏切解消へ、連続立体交差事業の進捗状況は?

東京都と京急電鉄が強力に推進する一大インフラプロジェクト「京浜急行本線(泉岳寺駅〜新馬場駅間)連続立体交差事業」。その中核を担う「北品川駅」の高架化に伴う新しい駅舎デザインが、2026年6月に公式発表されました。
新駅舎は、かつての旧東海道・品川宿の歴史的な風情を現代にアップデートした、美しい「和モダン」な佇まいが特徴です。長年、沿線住民やドライバーを悩ませてきた「開かずの踏切」の除却に向け、品川エリアの勢図が劇的に描き変わろうとしています。
本記事では、発表されたばかりの情緒あふれる駅舎デザインの見どころや住民の声から、高架化がもたらす周辺の渋滞解消メリット、工事の最新進捗までを分かりやすく解説します。
北品川駅の新駅舎デザインが決定!旧東海道の面影を残す佇まい
2026年6月、京急電鉄と東京都は、京浜急行本線「北品川駅」の新しい駅舎デザインを決定しました。新駅舎のコンセプトは「まちとまち、人と人とをつなぐ駅。」。

2026年6月、京急電鉄と東京都は、京浜急行本線「北品川駅」の新しい駅舎デザインを決定しました。

新駅舎のコンセプトは「まちとまち、人と人とをつなぐ駅。」。旧東海道の街並みと調和するよう、吉祥文様の「青海波」をモチーフにした装飾や、木組みを思わせる「格子」デザインが随所に取り入れられています。

地域住民の声から生まれたデザイン
2025年9月に実施された意見募集では、「旧東海道の街並みと調和し、落ち着いた雰囲気が良い」「江戸らしさを感じる」と好評を得る一方で、「ガラス張りホームの暑さ対策」「防犯対策」を求める声も上がりました。これを受け、事業者側は安全性と快適性を両立させた設計へとブラッシュアップし、事業を進めるとしています。

なぜ駅舎が新しくなる?京急本線「連続立体交差事業」の全貌
今回の新駅舎誕生は、「京浜急行本線(泉岳寺駅~新馬場駅間)連続立体交差事業」という巨大プロジェクトの一環です。
3つの「開かずの踏切」を除却し渋滞解消へ
この事業では、約1.7kmを立体交差化し、「品川第一踏切道」など3箇所の踏切を除却します。これにより、長年の課題であった交通渋滞や踏切事故の解消を目指します。

この事業全体進捗にあわせて、現在の品川駅を「地上」へ、北品川駅を「高架」へと大規模な構造変更が行われていきます。

北品川駅の高架化は以下の手順で進められる予定です。

北品川駅では現在、上図の2を進めている段階ですが、事業の進捗に伴い2026年2月27日から、東口改札(IC専用)および地下通路の供用が開始されています。また、付近の工事進捗の状況に関しては、京急電鉄の立体交差事業のWebページで見ることができます。

【参考】京急 2026年度の設備投資・過去最高449億円!品川駅の地平化・2面4線化、羽田空港引上線新設、異例の2両編成1000形代替新造、防犯カメラなど(※2026年6月掲載)https://tetsudo-ch.com/13028839.html
品川エリアの劇的変化!ファン注目のポイントは?
北品川駅といえば、巨大ターミナル・品川駅からすぐという立地でありながら、下町情緒が色濃く残るディープなエリア。近代的なビル群と、歴史ある旧東海道が交差する「境界線」のような存在でした。
今回のデザインは、高架化という無機質になりがちな構造物に、「格子」や「障子」といった日本建築の温かみをうまく融合させています。とくに夜間には、格子越しに漏れる柔らかな灯りが、宿場町の風情を見事に演出するでしょう。さらに、品川駅側の再開発と連動することで、駅そのものが「旧東海道へのゲートウェイ」として新たな観光スポット化する可能性を大いに秘めています。

品川エリアの劇的な進化を感じさせる北品川駅の新デザイン。新しく生まれ変わる街の姿と、古き良き日本の風景がどう交わるのか、今から完成が待ち遠しいですね!週末は、変貌を遂げる前の旧東海道沿いをカメラ片手に散策してみてはいかがでしょうか。
(画像:京急電鉄、鉄道チャンネル、PIXTA)
鉄道チャンネル編集部
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