京成電鉄は、成田スカイアクセス線など4路線が乗り入れる新鎌ヶ谷駅直結の商業施設「ekubo京成 新鎌ヶ谷」を2026年9月10日(木)にオープンします。
スカイライナーの一部停車や北総線の運賃値下げ、さらに新京成からの「京成松戸線」誕生などで、ハブ駅として急速に進化を遂げる新鎌ヶ谷駅。本記事では、日常の買い物がどう便利になるのか、乗り換えや成田空港へ向かうスキマ時間に使えるお店はあるのかなど、気になる詳細をまとめました。

新鎌ヶ谷駅直結!「ekubo京成 新鎌ヶ谷」9月10日開業

千葉県鎌ケ谷市の交通要衝である新鎌ヶ谷駅前に、新たな賑わい拠点となる商業施設「ekubo京成 新鎌ヶ谷」が2026年9月10日(木)に開業します。

本施設は、千葉県企業局による土地活用提案の公募において京成電鉄が事業者に選定され、土地を取得して開発が進められてきたプロジェクトです。地上6階・地下1階建ての館内には、飲食・物販などの生活利便店舗をはじめ、医療モールやコワーキングスペース、さらに上層階にはオフィスが誘致されています。

「ekubo京成」ロゴマーク

施設コンセプトには京成電鉄の駅直結商業施設ブランドである「えきであそぼ。」を掲げており、買い物や食事だけでなく、日常生活のなかで思わず笑顔(えくぼ)が生まれるような空間づくりを目指します。

スカイライナー停車と北総線運賃値下げ「新鎌ヶ谷」の拠点性

成田スカイアクセス線特急「スカイライナー」(画像:Pixta)

京成電鉄(成田スカイアクセス線)、北総鉄道、京成松戸線、東武鉄道(東武アーバンパークライン)の3社4路線が乗り入れる千葉県北西部屈指のビッグターミナル「新鎌ヶ谷駅」の利便性がさらに跳ね上がった背景には、近年の京成グループによる連続的なアクセス強化策があります。

かつては「運賃が高い」と指摘されることも多かった北総線ですが、2022年10月に大幅な運賃値下げが実施され、通学定期をはじめ沿線住民や来訪者の移動コスト負担が劇的に軽減されました。

【参考】2022年10月に運賃を大幅値下げ 創立50周年迎えた北総鉄道 ニュータウンの足として、空港アクセス鉄道として【コラム】(※2022年7月掲載) https://tetsudo-ch.com/12559926.html

さらに同年11月のダイヤ改正からは、成田空港アクセスを担う特急「スカイライナー」の一部列車が新鎌ヶ谷駅に停車を開始。これにより、新鎌ヶ谷⇒成田空港間が最速20分前後で結ばれるようになり、千葉県北西部における空港アクセスのターミナルとしての存在感が一気に高まりました。

【参考】京成線で11/26ダイヤ改正、スカイライナーは一部が新鎌ヶ谷駅へ停車 一部路線では日中にワンマン運転始まる(※2022年10月掲載) https://tetsudo-ch.com/12793564.html

また、京成松戸線(旧・新京成電鉄)の連続立体交差化(高架化)事業により、踏切による交通遮断が解消され、駅周辺の交通流動も大幅に改善されています。都心方面(新鎌ヶ谷⇒押上・日本橋方面)と空港・周辺都市を結ぶハブ機能が強化されたことが、今回の駅前大型開発を呼び込む大きな原動力となったと言えます。

【参考】新京成線 11/30に上り線が高架へ切り替え、鎌ヶ谷大仏―くぬぎ山 が上下線とも高架に(※2019年10月掲載) https://tetsudo-ch.com/9823120.html

4路線集中と京成グループ再編が生む「新鎌ヶ谷」のポテンシャル

「新鎌ケ谷駅周辺地区市有地活用」イメージパース

このように、3社4路線が乗り入れる新鎌ヶ谷駅は、インフラとサービスの両面でアップデートを続けてきました。
かつては乗り換え利用が中心だった新鎌ヶ谷ですが、新商業施設の開業に加え、駅前分譲マンション「THE RESIDENCE 新鎌ヶ谷 TERMINAL FRONT」の建設市有地活用事業、将来の北千葉道路整備など、駅を中心とした面的な都市開発が加速しています。

北千葉道路位置図(画像:千葉県)

都心アクセス(都営浅草線直通⇒押上・日本橋方面)と空港アクセス(成田空港⇒羽田空港)の双方を結ぶ交通の要衝が、単なる通過点から「住み、働き、遊ぶ」コンパクトシティへ変貌を遂げる試金石として、今回の施設オープンは非常に注目すべき動きと言えます。

デイリー利用からグルメまで!魅力的なテナント構成

1階から4階にかけては、多様なニーズに応える話題の店舗が集結します。

【1階:フード&デイリー】
リトルマーメイド(ベーカリーカフェ)
サブウェイ(サンドウィッチ)
日本一(焼鳥・うなぎ・惣菜)
まいばすけっと(食品スーパー)
くすりの福太郎(ドラッグストア)
タリーズコーヒー(スペシャルティコーヒーショップ)

【2階:ライフスタイル・家電】
ノジマ(家電)
さくら薬局(調剤薬局 ※2026年秋以降順次オープン)

【3階:レストラン・ファミリー】
無添くら寿司(回転寿司)
ロイヤルホスト(洋食レストラン)
一風堂(ラーメン)

【4階:サービス・ワーク・カルチャー】
KEISEI BIZcomfort(コワーキングスペース・自習室)
市進学院 市進予備校(学習塾・予備校)
サンマリーナデンタルクリニック(歯科 ※2026年秋以降順次オープン)
メディモ(医療モール ※2026年秋以降順次オープン)

なお、5階および6階はオフィスフロアとなっており、地域における昼間人口の増加や街の活性化に大きく寄与します。

南北自由通路と「にぎわいの広場」が創出する街の回遊性

新鎌ヶ谷駅周辺の回遊性向上

「ekubo京成 新鎌ヶ谷」の1階部分には、駅の南北のスムーズな移動を可能にする「南北自由通路」が新たに整備されます。これまで駅施設によって分断されがちだったエリアの回遊性が飛躍的に向上します。
また、1階に設けられる「にぎわいの広場」は、日常的な憩いの場としてはもちろん、地域のイベントや交流の場としても活用される予定です。

さらに防災・環境面への配慮も徹底されており、敷地内には「かまどベンチ」や「マンホールトイレ」、災害対応自動販売機、モバイルバッテリースタンドを設置。地下駐車場には電気自動車(EV)専用充電設備も完備され、災害時・平常時の双方で地域の安心を支えます。

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