予約必須の絶景臨時列車「風っこ」はどこを走る? 2026年秋の東北紅葉を窓なしトロッコ列車で巡る、只見線や水郡線など日帰り旅ルート6選

2026年の秋、東北エリアの紅葉名所をダイレクトに結ぶトロッコ風の観光列車「風っこ」が期間限定で運行されます。全車指定席のため事前の切符手配が必要ですが、窓のない開放的な車内から、渋滞知らずで秋の絶景を満喫できるのが最大の魅力です。特に只見線の渓谷美や、弘前公園の紅葉まつりなど、見頃の時期に合わせた運行ダイヤが組まれており、現地での観光時間もたっぷり確保されています。
この記事では、10月から11月にかけて運行される全6ルートの運転日や時刻表、沿線のおすすめイベント情報を詳しく解説します。
秋風を感じるトロッコ車両「風っこ」で紅葉の東北を巡る旅

今回運行する秋の臨時列車の多くに充当されるのが、キハ48形2両編成の「風っこ」です。大きな窓枠は取り外し可能で、自然の風を直接感じながら車窓の景色を楽しむことが可能。赤や黄色に染まる山々を駆け抜けるにはぴったりの仕様となっています。
全車指定席で運行するため、事前の座席確保が必要です。秋の爽やかな空気を車内に取り込みながら、普段の通勤電車では味わえない非日常の移動時間を楽しむことができます。

「風っこ只見線満喫号」「風っこ女川シーパル号」「風っこ水郡線紅葉号」「秋北紅葉号」「鳥海紅葉号」「あずましフェスタ号」を運行します。
只見線&女川へ! 10月・11月の絶景海山ルート
まずは福島県・宮城県エリアを走る列車です。山と海の全く異なる秋の風景を堪能できます。
風っこ只見線満喫号

会津若松 9:13発⇒只見 11:56着
只見 13:13発⇒会津若松 15:54着
運転日:10/3・4・10〜12・17
秋の只見線といえば、只見川沿いを彩る鮮やかな紅葉が有名です。第一只見川橋梁をはじめとする車窓からの絶景は、トロッコ風車両から眺めることでさらに迫力を増すはずです。
風っこ女川シーパル号

仙台 10:12発⇒女川 12:00着
女川 14:17発⇒仙台 16:40着
運転日:10/24・25、11/21〜23
こちらは海風を感じるルートです。終点の女川駅には駅舎に併設された「女川温泉ゆぽっぽ」があり、肌寒くなる秋に温泉と豊かな海の幸を味わう日帰り旅に最適です。
まつりやライトアップに! 秋田・青森・茨城の臨時列車
10月末から11月にかけて、沿線の秋まつりや紅葉の見頃にピンポイントで合わせた列車を運行します。
弘前の紅葉まつりへ直結「秋北紅葉号」「あずましフェスタ号」
秋北紅葉号(10/31運転)/あずましフェスタ号(11/3運転)
秋田 8:24発⇒弘前 11:20着
弘前 15:30発⇒秋田 18:01着
秋田から弘前を結ぶこの2つの列車は、ちょうど「弘前城菊と紅葉まつり」(2026年10月30日~11月8日開催)の会期に合わせた運行です。弘前公園の美しい菊や色づく木々を楽しみ、夕方には秋田へ戻るという無駄のない行程が組めます。
昼夜で表情を変える「弘前城菊と紅葉まつり」へ

弘前駅に降り立ったら、バスで約15分の弘前公園へ向かってみませんか? 2026年10月30日(金)~11月8日(日)まで「弘前城菊と紅葉まつり」を開催します。園内にある1,100本の楓と2,600本の桜が織りなす紅葉は、息を呑むほどの鮮やかさ。

日中はピンポンマムをモチーフにした毛糸のアートや、水面に浮かぶ「りんごの花手水」を楽しみ、夕暮れ時には紅葉特別ライトアップで妖艶に煌めく世界へ。弘前城の玄武をモチーフにしたプロジェクションマッピングも見逃せないポイント。お城と紅葉が織りなす非日常の空間に、思わずため息がこぼれます。
「鳥海紅葉号」と「風っこ水郡線紅葉号」

鳥海紅葉号(11/1運転)
秋田 8:36発⇒酒田 10:42着
酒田 14:55発⇒秋田 17:03着
「鳥海紅葉号」は秋田から山形県の酒田へ。酒田駅に到着したら、ぜひ訪れたいのが明治26年に建てられた「山居倉庫」。倉庫の背後を囲む樹齢150年以上のケヤキ並木が黄金色に染まる光景は、どこか懐かしさを覚えます。さらに足を延ばして、大小12の滝からなる「十二滝」へ向かうのもおすすめ。滝ごとに違った表情を見せる水流と、真っ赤に染まった木々のコントラスト。長さ28メートル、幅1.2メートルの真っ赤なつり橋から見下ろす渓谷美は、カメラのシャッターを切る手が止まらなくなりそうです。
現地で約4時間の滞在時間が確保されているため、港町ならではの新鮮な海鮮丼に舌鼓を打ったり、歴史ある街並みを散策したりと、自分のペースで秋の休日をデザインできます。

風っこ水郡線紅葉号(11/14、15運転)
水戸 9:40発⇒常陸大子 11:12着
常陸大子 16:14発⇒水戸 17:46着
「風っこ水郡線紅葉号」が走る11月中旬の常陸大子周辺は、日本三名瀑「袋田の滝」の紅葉がピークを迎えます。滝のライトアップイベント「大子来人」も行われる時期であり、秋の奥久慈を満喫するのに絶好の列車といえます。
窓のないトロッコ車両「風っこ」で走る東北の秋は、普段の旅行では味わえないダイレクトな自然の息吹を感じさせてくれます。人気列車の指定席は争奪戦になることもありますが、それに見合うだけの特別な感動が待っているはず。今年の秋は、時刻表と紅葉の色づき状況をチェックしながら、あなただけの特別な列車旅を計画してみてはいかがでしょうか?
(画像:JR東日本、写真:PIXTA)
鉄道チャンネル編集部
(旅と週末おでかけ!鉄道チャンネル)
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