
JR四国とJR西日本は、岡山と四国を結ぶ特急「しおかぜ」(岡山〜松山)と「南風」(岡山〜高知)を、2027年春から全席指定席にすると発表しました。自由席はなくなり、「しおかぜ」の4・5号車と「南風」の3号車が指定席になります。あわせて、岡山〜宇多津間を含む特急用定期券「快て〜き」「パスカル」は発売を終了します。
全席指定席化の開始日は「決まり次第お知らせする」とされています。この記事では、号車の変更点、満席時の立席特急券、定期券の最終発売日、定期券を持っている人の乗り方をご紹介します。
2027年春から「しおかぜ」「南風」が全席指定席に
2026年3月19日の春のダイヤ改正時点では、5両編成の「しおかぜ」は、1〜3号車が指定席(1号車は半室グリーン車)、4・5号車が自由席です。
2027年の春以降は4・5号車も指定席になります。3両編成の「南風」は、1・2号車が指定席(1号車は半室グリーン車)、3号車が自由席で、3号車が指定席に変わります。両社は、普通車指定席が増えることで座れる機会が増え、安心して旅行できるようになると説明しています。

「しおかぜ」に併結して走る特急「いしづち」(高松〜松山)は、自由席の設定が続きます。
【全席指定席化の内容】
対象列車:特急「しおかぜ」(岡山〜松山)、特急「南風」(岡山〜高知)
開始時期:2027年春(具体的な日付は決まり次第発表)
変更点:「しおかぜ」4・5号車、「南風」3号車が自由席から指定席に
そのまま自由席が続く列車:特急「いしづち」(「しおかぜ」に併結)
運行会社:JR四国、JR西日本
満席時は「立席特急券」を発売、事前の指定席予約は「e5489」が便利
全席指定席になると、自由席特急券ではこれらの列車に乗れません。ただし、指定席が満席のときに限り、乗る列車と号車を指定した「立席特急券」が数量限定で発売されます。立席特急券の料金は、いまの自由席特急券と同額です。
両社は、あらかじめ指定席特急券を買ってから乗るよう呼びかけています。指定席特急券は、パソコンやスマホから予約できるJR西日本のネット予約「e5489」で買うと、駅の窓口に並ばずに、所定の料金よりお得に購入できます。
特急用定期券「快て〜き」「パスカル」、岡山〜宇多津間を含むものは発売終了

2026年8月4日の発表によると、特急用定期券のうち、岡山〜宇多津間を利用区間に含む「快て〜き」と「パスカル」は、有効期間が2027年4月30日までとなるものをもって発売を終了します。最終発売日は、6か月有効が2026年11月1日有効開始分、3か月有効が2027年2月1日有効開始分、1か月有効が2027年4月1日有効開始分です。児島〜宇多津間を含む「快て〜き回数券」は、2027年1月31日発売分で終了します。
【概要】特急用定期券・回数券の取り扱い変更
発売終了:岡山〜宇多津間を含む「快て〜き」「パスカル」
最終発売(6か月有効):2026年11月1日有効開始分
最終発売(3か月有効):2027年2月1日有効開始分
最終発売(1か月有効):2027年4月1日有効開始分(有効期間は2027年4月30日まで)
快て〜き回数券(児島〜宇多津間を含む):2027年1月31日発売分で終了
発売を続ける定期券:JR四国線内で完結する区間(児島〜宇多津間を除く)の「快て〜き」
定期券を持っている人の乗り方、追加料金なしで座れる特例
発売が終わる区間の定期券を持っている人は、全席指定席化の開始日以降も、その定期券の有効期間に限り、車内に空席があれば追加料金なしで座れます。
JR四国線内で完結する区間(児島〜宇多津間を除く)の「快て〜き」は、今後も発売が続きます。この定期券で「しおかぜ」「南風」に乗る場合は、当面の間、空席があれば追加料金なしで座れます。ただし、その席の指定席券を持つ人が来たときは、席を譲る決まりです。「しおかぜ」に併結する「いしづち」の自由席も利用できます。
普通列車用の定期券で「しおかぜ」「南風」の指定席を使いたいときは、手持ちの定期券に加えて、別に指定席特急券を買います。
岡山と四国を結ぶ特急に毎日乗る人は、お持ちの定期券の有効期間と最終発売日を確認し、2027年春の全席指定席化に備えておきたいところです。
鉄道チャンネル編集部
(旅とおでかけ!鉄道チャンネル)