
標高3,000m級の北アルプスの山々をケーブルカーやバス、ロープウェイで越える「立山黒部アルペンルート」。2026年シーズン最終月となる11月限定の割引乗車券、「ゆきたび早割WEBきっぷ」が発売されています。長野県側の扇沢〜室堂間の往復が1,000円引き(大人が11,300円、小人が5,650円)になる全線開業55周年企画で、2026年11月11日(水)から営業終了日の11月30日(月)まで利用できます。
例年11月の室堂平(標高2,450m)は一面が真っ白な新雪に覆われ、澄み切った秋晴れの空と冠雪した立山連峰、凍り始めるみくりが池が織りなす「冬の先取り絶景」に出逢える特別な季節です。さらに、従来の早割(10日前締切)と異なり「利用日の5日前まで購入・変更可能」に緩和されたことで、山の天候や積雪状況の週間予報を見定めてから予約できるという、山岳旅行者にとって極めて実用的なメリットが加わりました。
対象となる扇沢発の出発便時刻や予約手順をはじめ、当日駅窓口に並ばず乗れる自動受取機の活用法、長野駅・信濃大町駅からの接続バス利用時の注意点までを合わせてご紹介します。
11月の室堂平は一面の新雪、みくりが池も真っ白に

アルペンルートの最高地点、室堂平の周辺では、例年10月中旬に雪が降り始めます。11月には、澄んだ空気のなかで、まだ誰も踏んでいない真っ白な新雪の景色を楽しめます。室堂平のほか、大観峰や黒部平など、ルートのさまざまな地点で新雪の絶景に出会えます。
2026年度のアルペンルートの営業期間は、4月15日から11月30日までの予定です。11月は、今季のアルペンルートを訪れられる最後の月になります。
扇沢〜室堂の往復が大人11,300円、始発から13時発までの便が対象
ゆきたび早割WEBきっぷで乗れるのは、長野県側の扇沢と、富山県側の室堂の間の往復です。降雪の影響が少ないこの区間に限って売り出します。対象は、扇沢を始発の8時30分に出る便から13時発の便までです。

【概要】ゆきたび早割WEBきっぷ
利用日:2026年11月11日(水)〜11月30日(月)
区間:扇沢⇔室堂(往復)
対象の便:始発(8:30発)〜13:00発
料金(税込):大人11,300円(通常12,300円)、小人5,650円(通常6,150円)
購入:立山黒部アルペンルートWEBきっぷサイトで、利用日の5日前まで
予約・変更の期限:利用日の5日前の23:59まで
キャンセル料:利用日の5日前の23:59以降は1,000円
これまでの55周年企画の「秋旅早割WEBきっぷ」などは利用日の10日前までに買う必要がありましたが、このきっぷは5日前まで買えます。天気予報を見てから決めやすいのが利点です。WEBで買っておけば、当日は自動受取機できっぷを受け取れるので、きっぷ売り場に並ばずに出発できます。
割引きっぷのため、駅の窓口で利用区間を変えることはできません。扇沢と室堂の往復以外の区間を使いたい人向けには、11月11日から30日まで使える「スタンダード WEBきっぷ」が10月13日に発売されています。
長野駅からの特急バスは扇沢9時25分着、帰りは17時が最終!
扇沢へは、長野駅から特急バス、信濃大町駅から路線バスが出ています。きっぷには、利用区間に合わせて、扇沢〜長野駅間の特急バスや、扇沢〜信濃大町駅間の路線バスのオプション利用券を追加で買えます。

気をつけたいのは時間です。長野駅を出る特急バスは、始発便でも扇沢に着くのは9時25分です。
帰りの扇沢発長野駅行き特急バスは、17時発が最終になります。北陸新幹線で長野駅から向かう場合は、扇沢を出る便の時間を、バスの時刻に合わせて決めましょう。
【概要】立山黒部アルペンルート(2026年度)
営業期間(予定):2026年4月15日(水)〜11月30日(月)
長野県側の起点:扇沢(長野駅から特急バス、信濃大町駅から路線バス)
富山県側の起点:電鉄富山駅・立山駅
11月の山の上はかなり冷え込みます。防寒着や滑りにくい靴を用意して、雪化粧した立山の景色を見に出かけてみてはいかがでしょうか。
(画像:立山黒部貫光)
鉄道チャンネル編集部
(旅とおでかけ!鉄道チャンネル)