皇室用お召し列車に乗る機会は滅多にありません

E655系電車は昭和初期から使われてきた「お召し列車」の老朽化による置き換え用として2007年(平成19年)に登場しました。一般用には皇室や要人が使う車両を外した5両編成の「ハイグレード車両」として団体専用列車(ジョイフルトレイン)に使用されます。しかしJR東日本の大人の休日倶楽部の会員ツアーや近畿日本ツーリストなどの旅行代理店の主催するツアーでしか乗る機会がないため、年に数回程度のチャンスを巡って希望者が殺到します。

E655系電車「なごみ/和」は高級感はもちろん、上質の乗り心地を実現した車両です。外部の塗装は「お召し列車」に使われることもあって「漆色」と呼ばれる「マジョーラ塗装」が用いられ光線の当たり具合で褐色から紫色に変化します。木目調の内装、カーペット張りの床が高い品格を感じさせます。座席には全席タッチパネルのモニターが装備されています。

受付は本日 6月22日(木)12時から 定員は104名

旅行日は7月29日(土)、8月5日(土)出発の2日、いずれも日帰りツアーです。「信州・松本を訪ねる旅」は上野〜松本間を往復します。途中、短絡線(連絡線)を通過するなど珍しい経路で運行されます。

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行程:上野(08:27発)———-(常磐線・馬橋支線・武蔵野線・国立支線・中央本線)——–松本(13:16着)

※馬橋支線は常磐線新松戸駅南側で分岐して新松戸駅の西側を通り武蔵野線に連絡している貨物支線です。旅客定期列車の運行はありません。

※国立支線 武蔵野線西国分寺駅の北側で分岐し、西国分寺駅の西側で中央線に連絡している支線です。こちらも旅客定期列車の運行はありません。

松本からは松本電鉄に乗って、松本電鉄新村車庫も見学します。

松本(14:07発)++++(長野電鉄)++++新村(14:20着)新村車庫見学 ++++(長野電鉄)++++松本

松本(16:30発)———-(中央本線・国立支線・武蔵野線・馬橋支線・常磐線)———-上野(20:27着)

旅行代金

おとな(中学生以上)39、800円、小学生35、800円、未就学児5、000円、3歳以下は無料。さらに9席の革張り「VIPシート」(往復各1回飲み物サービス付)は54、800円(利用は中学生以上)もあります。

旅行代金には「なごみ特製弁当」の昼食付。添乗員が同行します。申込はインターネットからの応募に限定されます。応募サイトはこちらです。(https://www.knt.co.jp/ec/2017/nagomi/)応募締め切りは6月28日(水)18:00まで、受付終了後に抽選となります。

※画像は近畿日本ツーリストリリースより