10月25日、山陽線の4両編成下り普通電車が、本由良駅構内で列車が起動しない事態が発生した。

列車は、岩国 9時56分発、下関13時14分着の普通列車。

この列車の運転士は、本由良駅を出発するさい、列車が起動しないのに気付き、広島総合指令所に連絡。

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指令員の指示を受け、車両を確認。

モーターの起動・加速などを制御する機器のスイッチが切れていたことがわかった。

その後、スイッチを入れ運転を再開した。

このスイッチが切れると、ATS(自動列車停止装置)、EB(緊急列車停止装置)は作動しない状態に。また、列車の起動や加速はできず、通常のブレーキは作動する。

JR西日本は、この原因について、運転士の膝が機器のカバーにあたり、外れたカバーが電気回路に接触したと伝えている。

同社は今後、カバーが外れた状況を確認し、対策を検討していくという。