東大阪市の近畿車輛から670キロの旅……東京メトロ日比谷線13000系が運ばれるルート

2017.08.30

東京メトロ日比谷線で走り始めた新型車両13000系。都心の地下を行く銀色のニューカマーは、大阪府東大阪市の近畿車輛ですべて製造され、東京へ続々と運び込まれている。

近畿車輛で完成した13000系は、片町線(学研都市線)の徳庵駅から、東京メトロ線内へ向け、670キロの旅に出る。

徳庵を発ち淀川を渡り、東海道線の吹田信号場(吹田貨物ターミナル駅)までは、DE10形ディーゼル機関車にけん引されて助走。ここからEF65形電気機関車につけ替えられて、東海道線をひた走り、一気に横浜羽沢駅へ。

横浜羽沢駅でひと休みし、夜間にまた違うEF65がけん引し、武蔵野線、東北線、高崎線を経て熊谷貨物ターミナルへと北上する。この熊谷でJR線上の長い旅は終わり。

熊谷からは、秩父鉄道の線路を伝って羽生へ向かう。秩父鉄道線内は、セメント列車などをけん引する秩父鉄道デキ500形電気機関車がつく。東武鉄道に乗り入れる日比谷線の電車は、この羽生から東武伊勢崎線の線路を伝い、ようやく東京メトロ千住検車区(東京都荒川区南千住)などへとたどり着く。

横浜羽沢と千住の間は35キロほどの距離で、山手貨物線などを経由して搬入できそうだが、そうかんたんには行かないらしく、いったん埼玉県熊谷市を経る遠回りルートをとる。

次回【LOG】は、この熊谷エリアをクローズアップ。JR線から秩父鉄道線へ、秩父鉄道線から東武線へと引き渡されるルート上に、東京メトロの電車がJR・秩父鉄道の電気機関車に引かれて運ばれる“珍景”がある。


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