JR東海道線 京都駅。改札内の2階連絡通路、0番ホームへと続くエスカレーター入口の手前にある「麺・串・釜炊きおにぎり『麺.串.』」。京都出張で新幹線を降りて山陰線へと乗り換えるさいなどに、無意識レベルで吸い込まれる店のひとつ。

券売機で、かけそば270円をピッとやって店内へ。券を渡してスグにでてくるのが、写真のような具合。ねぎの青、かまぼこの桃色を見て「あー京都きたか」と思う。ここにゆず七味をふって、サッと。かつおだしの湯気、京都のことば、ねぎ、かまぼこ……。

かまぼこって、いつ口へ運べばいいんだ? そばといっしょに? そんなアホなことを思っていた時間を思い起こさせる番組があった。

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土曜日夜の番組「人生最高レストラン」(TBS系)で、ケンドーコバヤシがゲスト出演した回(10/21オンエア)で、大阪 上本町一丁目にある正富の肉うどんが紹介されたとき。

その肉うどんの上に浮かぶかまぼこ2枚を見て、MCの徳井義実(チュートリアル)が、「あの2枚のかまぼこをどのタイミングで食べるかとかも、あるよね」といったコメントがあった。わかる。なんとなく。

このなんのへんてつもない、270円のかけそばだけど、「京都にきたって感じるメシはこれ一杯でいいかも」とも思う。
 
 
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