昭和電線ケーブルシステムは、耐雷性が向上した接地システムを、鉄道総合技術研究所・JR西日本と共同で開発。

今回の新たな接地システムは、変電所の耐雷性向上を目的に、高周波用電線のリッツ線を接地線(リッツ接地線)に適用。

雷撃時の電位上昇は、従来の接地システムより約50%低減できる。

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エナメル線を複合よりしたリッツ接地線の接続は、現場施工前に1か所あたり30分以上のエナメル絶縁除去作業を必要とし、絶縁除去スキルも要ることなどで、課題も多い。

同社は、「作業時間3分の1以下」「スキルレスで品質管理が容易」などを特徴とする、現場での施工が可能な接続用端子と接続工法なども開発した。