16両から8両へ、N700系新幹線の改造車両が10月1日デビュー JR西日本
JR西日本は11日、8両編成化改造を行った「N700系」の第1編成について、2025年10月1日(水)から営業運転を開始すると発表しました。
同社は2024年2月、「のぞみ」で運用していたN700系16両編成のうち4本を8両編成化し、「こだま」で運用することを明かしています。老朽化した500系新幹線4本を置き換える計画で、第2編成以降も改造工事が終わり次第、順次営業運転を開始します。
短編成化の対象となったN700系新幹線は、ブレーキシステムの改良や車両の状態監視機能の向上がなされており、山陽新幹線の安全性・安定性を高める取り組みと位置付けられます。当時の社長会見を振り返りますと、同社としては約15年ぶりの改造工事ということで、若手への技術継承や技術レベルの向上が図れるほか、新たに8両編成車両を購入する場合と比べて約50億円のコスト削減が見込めるとしています。
【参考】
N700Sの追加投入やN700系の8両化など 500系は残り2編成に JR西日本の新幹線計画(※2024年2月掲載記事)
https://tetsudo-ch.com/12943134.html
短編成化されたN700系の座席配置は1~3号車と7・8号車が3+2列、4~6号車は2+2列。7号車には車いすスペースを4席設置しており、バリアフリー対応も強化しています。
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