高架を東京モノレールが走り、地下にりんかい線電車が走る、天王洲アイル。

その東側を流れる京浜運河から、いつもと違う東京モノレールの景色を――。

首都高を伝って羽田空港へ行くときの、真横を走り抜ける東京モノレールの姿は迫力ある。

水面からは、どう映るか。

ボートで天王洲アイルを離岸すると、左手の京浜埠頭に高架線路。

新幹線大井車両基地へと続く、回送線。と、そのすぐ海側に錆びたままレールが残る東海道貨物線。

この貨物線に、JR東日本が描く羽田空港アクセス列車が走るときはくるか……。

視線を右に移すと、東京モノレールと並走する首都高1号羽田線。

この東品川桟橋・鮫洲埋立部はいま、大規模更新工事のまっただなか。

開通は1963(昭和38)年。50年以上が経過し、構造物の更新(造り替え)に着手した。

まずは上り線から取り壊し、新たな道につくりかえている。その迂回路も見えた。

京浜運河水道橋の下を行く東京モノレール。

その下で仮設橋の建設準備がすすみ、クレーンが動く。

京浜運河道路橋のカーブを横目に、離合する東京モノレールの電車。

首都高を行くクルマから見る東京モノレールとはまた違う風景。

水面からの景色は、新鮮。海風も感じられて、乾杯したい気分……。

そして感じたのは、「運河上高架橋が複数交差する部分にクレーンあり」。

これも、洋上から眺めて、あらためて実感したこと。

今回は、ヤマハのスポーツボートシリーズ「AR240」でクルージング。

定員は11名。910万円から。

ヤマハでは、維持費・係留費が一切不要のレンタルボートサービスもある。

次回は、京浜運河をさらに南下し、大井競馬場前駅とその周辺を―――。