「113系に山岳路線対応のブレーキを搭載した近郊形電車として1963年に登場し、高崎支社管内では1964年より運用を開始しました。緑とオレンジ、青とクリームが基本ですが、線区によりオリジナル塗装もあります。高崎支社の塗色は緑とオレンジであることから、「かぼちゃ電車」や「みかん電車」などの愛称で親しまれました」

JR東日本 高崎支社がこう伝える115系が、3月に姿を消す。写真は5年前、2012年の夏に出会ったころの115系。吾妻線を行く姿。

ニコニコ亭でソースカツ丼を試し、そのついでに「嬬恋キャベツを買っていこか」と話しながら、吾妻線に沿ってクルマを走らせたときの思い出。

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まだ線路が新線に移ってないころの景色。テールランプを灯した湘南電車が過ぎ去ると、猫かなにかが線路を渡る姿がレンズ越しに映った。

後席に嬬恋キャベツをいっぱい載せて軽井沢へと抜ける。赤信号でゴロンと止まったとき、カメラに映った例の画像を拡大してみてみると……。

「うわっ、狐じゃんこれ!」