相席居酒屋の次は「いまいっしょに呑みたい」をガチ速攻で叶えるアプリ

2018.02.28

オレはいままで、どんだけムダ金払ってひとり呑みで泥酔し、出会えるチャンスを逃してきたか―――。

街コン、相席居酒屋、飲み友マッチングアプリ、デートセッティングの次にくるのはなにか―――。

そんな過去と未来を行ったり来たりする、衝撃的な発表が、都内で行われた。

会員115万人を抱える街コンジャパンなどを手がけるリンクバルは2月26日、「飲食店で端末ボタンをピッと押して『いっしょに呑みたい』と思う女性を待つだけ』というリアルタイムマッチングサービスの実証実験を都内で実施。

「いままでオレはなにしてたんだ」と後悔し、「こんなにかんたんに女性に出会える時代になったんか!」と驚く……同社 吉弘和正代表や根本純テクノロジー推進室長のプレゼンテーションは、衝撃の連続だった。

ボタンを押すだけ、スマホでマップをタップするだけ

まず、このリアルタイムマッチングサービスの流れはこうだ。たとえば、男性二人が居酒屋に入ってきて着席したとする。テーブルには手のひらに載るサイズの専用端末があり、そのボタンを押す。

いっぽうで、その居酒屋の周辺(半径1km以内)にいて「誰かといっしょにお酒でも飲みたいよね」と思っている女性たちが、スマホアプリでマップを見る。画面上には「オレたちもいっしょに呑みたいです」とボタンを押している店舗のアイコンが表示され、彼女たちは「どこにしようか」と選んで、タップ。

これでマッチングがほぼ成立。女性たちが男性らの待つ店舗に合流し、「はじめまして~」「あっ来たっ! こんばんは~」「じゃ、かんぱ~い!」という具合。

京セラグループがもつSigfox通信規格を採用


このドキドキで衝撃的な新リアルタイムマッチングサービスには、京セラコミュニケーションシステムとKCCSモバイルエンジニアリングのSigfoxを軸とした技術・ネットワークが採用されている。

Sigfoxとは、3GやLTEなどよりもはるかに小さいデータレートのLPWA(Low Power Wide Area)領域に属するグローバル通信規格。低コスト、低消費電力、長距離伝送といった特長をもつ。

国内唯一のSigfoxオペレータである京セラコミュニケーションシステムは、Sigfox無線基地局の設置とネットワークサービスを提供。KCCSモバイルエンジニアリングは、Sigfox対応デバイス(Sigfoxマルチアダプタ)、データ取得用API(SmartBee IoT)を提供する。

そしてSigfoxネットワークを活用したリアルタイムマッチングサービスの企画したリンクバルが、ユーザー会員向けスマホアプリを開発していく。

女性が男性を呼ぶモデルも検討

なんだか後半は小難しい話題になってきたけど、とにかくユーザーは出会いの確率が上がり、いや確実に出会えて、食事が盛り上がる。さらに、店舗は、空席が減少し、客数増加につながる。

「3月にアプリ開発をクリアし、早々にサービスをリリースしたい」とリンクバル。同社は今後、女性が男性を呼ぶモデル、支払いのスムーズ化、飲食店提携、ニーズの掘り起こしなどを検討していくという。

―――いやしかしだ、場末のバーでひとり呑み続け、となりに座った女性にドキドキし、話しかけられず泥酔・撃沈してたオレはなんだったんだ。「もっと早くこんなサービスに出会いたかったわ! ちくしょーっ」と悔やむだけじゃもったいない。サービス開始まで、ボタンを押す練習でもしとこうか。


写真左から、京セラコミュニケーションシステム大迫哲郎氏、リンクバル根本純氏、リンクバル吉弘和正代表、KCCSモバイルエンジニアリング植西祐揮氏。