あおなみ線は新しい、という印象があります。筆者は1990年頃まで名古屋に6年近く転勤していたので愛知エリアは「生まれた大阪」「育った東京」に次ぐ「第三の故郷」的な位置づけです。
名古屋転勤時代にあおなみ線は存在しませんでした。あおなみ線の開業は2004年(平成16年)です。

幾星霜。

あおなみ線は正式には「名古屋臨海高速鉄道西名古屋港線」。旧国鉄東海道本線の貨物支線を鉄道空白地帯だった金城ふ頭方面(港区南部)への旅客線として改良(電化・複線化・高架化)した路線。第三セクターで愛知県と名古屋市がほとんどの株式を保有。JR東海も参画しています。

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2018年12月にあおなみ線に乗りに名古屋に行きました。他にも名古屋地区には、東海交通事業、愛知環状鉄道という私鉄に未乗だったのです。

あおなみ線の名古屋駅はJR名古屋駅の西側にあってJRホームの南端横とカナリ離れています。交通系ICカード全国相互利用サービスに対応しているので筆者はSuicaであおなみ線を利用しました。

ホームに上がると金城ふ頭行列車のドアが閉まる寸前。慌てて乗車して、前面展望を撮るために一番前に移動。この駅名標は帰りに撮ったものです。

新幹線をくぐり、関西本線を越えてゆきます。

0.8kmで「ささしまライブ駅」です。

駅名標。この駅と周辺は筆者が東京に戻った後に新たに開発されたエリアで、筆者はJR貨物の笹島駅の広大な跡地があった記憶しかありません。「デ・ラ・ファンタジア」を含めて全く行ったコトのない地域です。まぁ、若い人の行く場所で筆者の様な老人にはあまり関係がないかな。

新幹線からよく見える場所なので、劇団四季がキャッツシアターを小屋掛けしていたことを覚えています。

むしろ、この先にある笹島信号場が鉄道ファンには楽しみなエリアです。

広大な笹島信号場。JR東海の関西本線との分岐・合流点です。左上は名古屋高速道路。

左奥(南側)にはJR東海名古屋工場があります。復路で撮った後方展望です。

ここであおなみ線は左に、関西本線は右に進みます。JR線の右には近鉄線も見えています。

右に近鉄の車両がチラッと見えています。近鉄烏森駅があります。関西本線は単線になって直進、あおなみ線は複線で左にカーブします。

あおなみ線は新しいので揺れも少なく快適、というか前面展望が撮り易い!

では、【私鉄に乗ろう85】あおなみ線 その2 に続きます。

※名鉄線ではなく近鉄名古屋線でした。ご指摘ありがとうございます。

(写真・記事/住田至朗)