【私鉄に乗ろう 62】長良川鉄道越美南線 その19
08:37着、折返しの美濃太田行は、08:55発なので18分あります。
まずは転車台を写しに行きましょう。
ホームを降ります。美濃太田から乗ってきた304は折返しの準備。
桜の下に転車台。
バーを人間が押して人力で転回します。1902年アメリカン・ブリッジ製。最初は岐阜駅に設置されました。1934年(昭和9年)北濃駅構内に移設されています。国の登録有形文化財に登録答申されていますが、何と書類上は現役の設備。15年前に地元住民の方々が保存会を結成し、転車台を可動状態に手入れしています。地道な努力が必要です。有り難い話です。
駅舎内に転車台の概略図が掲げられています。
終点の表示。海抜466m。
終端部を見ます。この先、おそらくは県道314号線、127号線の比較的アップダウンの少ない地形を通って越美北線の九頭竜湖駅まで繋げられる予定だったのでしょうか。
以前に訪れた時は夏草で終端部が見えませんでした。
今回はポイントまでハッキリ見えました。
もう少し北濃駅をご覧いただきましょう。次回【私鉄に乗ろう 62】長良川鉄道越美南線 その20 に続きます。
(写真・記事/住田至朗)