一畑軽便鉄道の出雲今市駅【私鉄に乗ろう92】一畑電車 その2

2019.08.20

トップ画像で、ようやく2階のホームに上がってきました。最新型の7000系電車7004号車です。カラーリングのモチーフは島根県の中央部にそびえる活火山三瓶山(さんべさん 1126m)。北松江線、行先は松江しんじ湖温泉駅。

7004号車の車内銘板、後藤工業平成29年12月新製とあります。2017年製造。後藤工業は、JR西日本後藤総合車両所(鳥取県米子市)内にあるJR西日本テクノスの100%子会社。1967年(昭和42年)創業で従業員は221名。主にJR西日本の中国・山陰地区で使用されるJR西日本車両の検修・改修を行っています。一畑電車7000系電車の最終組立を行いました。

とにかく一畑電車としては86年ぶりの自社発注新造車両です。構造体と台車は近鉄グループの近畿車輛、艤装以降が後藤工業によるものです。コストは1両当たり2億円以上ですが国と沿線自治体が負担しました。乗り心地も快適ですが、何よりも前面展望が超撮り易いのが嬉しい。前面ガラスも新型車両なのでキレイだし。

駅名標。1914年(大正3年)一畑軽便鉄道の出雲今市駅として開業。1957年(昭和32年)出雲市駅に改称。1964年(昭和39年)出雲市ターミナルビルに移転して国鉄駅から分離。電鉄出雲市駅に改称。2000年(平成12年)高架駅化されました。

一畑電車が舞台となった映画“RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語”(2010年)は何度も細部まで観ました。正に一畑電気鉄道デハ二52・53が主人公と言っても過言では無い鉄道映画、一畑電車の駅もたくさん登場します。

電鉄出雲市駅では、主人公中井貴一さんと同期の新人運転士三浦貴大さんが通常使われていない1番線から発車させるデハ二52・53の運転台を熱心に見つめる子供が登場するシーンが撮影されています。

駅を出発するとJR山陰本線と並走します。

高架線で山陰本線と並びます。この前面展望も映画“RAILWAYS 49歳で電車の運転士になった男の物語”に子供が熱心に見る前面展望で登場します。

0.8kmで出雲科学館パークタウン駅。長い駅名です。単式ホーム。

駅名標。新しい駅なのか、と思いましたが、実は歴史が古く、1928年(昭和3年)今市上町駅として開業しています。1941年(昭和16年)大和紡績前駅に改称。2002年(平成14年)出雲科学館パークタウン駅に再改称。駅名標を見てアルファベット表記、長いので一瞬では読めません!ひらがな表記も無理かな。2015年の数字で乗車人員は58人/日。(一畑電車調べ)

高架を降りて地上を走ります。複線に見えますが右はJR山陰本線。つまり単線並走です。

山陰本線は右に、一畑電車は左に別れます。架線の釣り方が一見左右対称ですが、微妙に違うのが興味深いですね。

1.2kmで大津町駅。相対式ホーム2面2線。列車交換できますが、通常は交換がなく、上り・下り電車はそのまま右の駅舎側ホームに入ります。

駅名標。1914年(大正3年)一畑軽便鉄道の開通時に開業の古い駅です。乗車人員は224人/日。(2015年一畑電車調べ)古い写真で見た2003年に新しく建て直される以前の木造駅舎が魅力的だったのですが。

何とも長閑です。神々の国、島根県という気分です。と言ふ理由で、【私鉄に乗ろう92】一畑電車 その3 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)

TAGS 一畑電車


LINEで送る

オススメ記事

こちらの記事もオススメです